この度、道路局環境・防災課長から、平成30年12月14日付けで、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府令・建設省令第3号)」が改正され、タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止する意味を表示する規制標識が新設され、今後、大雪時に、道路管理者が定めた区間において、上記標識を掲示することにより、タイヤチェーン未装着車の通行を禁止する措置(以下「チェーン規制」という)を実施することがあることについて、下記事項の周知依頼がありましたのでお知らせいたします。
【バス、タクシー、トラック等共通】
■直轄国道及び高速道路においては、大雪時にチェーン規制を実施することがあるので、道路情報に留意するとともに、チェーン規制時には現地の道路管理者の指示に従うこと。
■降積雪期に、チェーン規制を実施することがある区間を通行する予定のある場合、タイヤチェーンの携行に努めること。
次の各記事もあわせてご確認ください。
東北運輸局管内において9月以降、立て続けに貨物自動車運送事業者の運転者による飲酒運転を伴う事故が3件発生しています。事実関係については調査中ですが、運転者が遠隔地での休息中、又は対面点呼後の乗務中に飲酒が行われていたとの報告を受けています。
また、自動車運送事業者は飲酒運転を伴う事故が発生した場合、遠やかに管轄の運輸支局長へ報告しなければならないにもかかわらず、公安委員会からの通報により発覚するまでの間、速報がなされておりませんでした。
事業用自動車の安全かつ確実な輸送は、自動車運送事業者の当然の責務であり、社会的にその行為を強く禁じられている飲酒運転が依然として後を絶たない状況は、自動車運送事業の信頼を著しく失墜させるものです。
年末年始を迎え飲酒の機会が多くなることも考えられることから、同種事案の再発防止のため、各事業所においては特に下記事項についてあらためて輸送の安全確保に万全を期すようお願いいたします。
1.点呼の厳正な実施
(1)点呼の実施にあたっては、運転者の状態を目視等で確認するほか、アルコール検知器を用いて酒気帯びの有無を確実に確認すること。
(2)特に遠隔地における点呼でのアルコール検知器の適切な使用を徹底するとともに、酒気帯びの有無を確実にチェックできる管理体制や手法を構築すること。
2.運転者に対する指導監督の徹底
(1)乗務中における飲酒の禁止を徹底し、酒気帯び運転の危険性やアルコール依存症の危険性、法令遵守等について計画的かつ継続的に教育を実施するとともに、運転者の健康診断、適性診断結果をもとに個人面談等を行い、飲酒習慣のある運転者に適切な指導を行うこと。
3.事故速報の徹底
(1)自動車事故報告規則第4条第1項各号に掲げる事故が発生した際には、24時間以内においてできる限り速やかに管轄する運輸支局長に速報すること。
事故速報様式・速報フローは下記よりダウンロードできます。
【通達】
国土交通省では、道路の構造を保全し、交通の危険を防止するため、過積載等法令違反の車両の撲滅に向けて取り組んでいるところです。しかし、こうした違反の一因には、荷主からの要求があるとの声も聞かれます。
このため、特殊車両の通行許可に関して、本来のトラック事業者等だけでなく、荷主にも法令遵守の必要性を理解いただき、責任の一端を担っていただく観点から、許可の申請がそのきっかけとなるよう、現在、トラック事業者の皆様に申請書への荷主名の記載等をお願いしています。
この取組みは、平成30年10月から約2ヶ月に限って試行してきたところですが、今般、これを当面の間継続することとしました。
この取組みは、法令遵守の徹底に荷主とともに取り組んでいこうというトラック事業者の積極的な意識や姿勢が不可欠ですので、事業者の皆様には荷主名記載につきましてご理解、ご協力をお願いいたします。
下記リンク先もあわせてご確認ください。
この記事に関するお問合せ先
○制度全般について【国土交通省道路局道路交通管理課車両通行対策室】
TEL 03(5253)8483(直通)
受付時間 9:30~18:15(開庁日のみ)
○申請システムの操作方法等について【特車運用事務局】
TEL 048(601)3223
受付時間 9:15~18:00(12:00~13:00を除く、開庁日のみ)
大型トラック・バスには、車両の前後に「けん引用フック」を備えており、「フロント・けん引フック」は、フロント・バンパーの内側など、カバーで覆われ、通常の状態では見えない場合があります。
大型トラックが故障や大雪で立ち往生した際、「フロント・けん引フック」の場所がわからないとの問い合わせが多く寄せられておりますので、事前にフロント・けん引フックの場所の確認をお願いいたします。
詳しくは、けん引フックの位置を車種別に記載したリーフレットを下記リンクよりダウンロードしご確認ください。
不明な点などは、各社最寄りの販売会社 または 下記へお問い合わせください。
■いすゞ自動車株式会社
お客様相談センター フリーダイヤル 0120-119-113
■日野自動車株式会社
お客様相談窓口 フリーダイヤル 0120-106-558
■三菱ふそうトラック・バス株式会社
お客様相談センター フリーダイヤル 0120-324-230
■UDトラックス株式会社
お客様相談室 フリーダイヤル 0120-67-2301
全国での事業用トラックが第1当事者となる死亡事故は、平成30年11月末現在の合計220件で、昨年同期と比較して-30件となりました。
<11月単月>
大 型:14件(昨年同月比 -5)
中 型:8件(昨年同月比 -1)
準中型:1件(昨年同月比 -4)
普 通:0件(昨年同月比 -2)
ご参考までに、昨年よりも死亡事故件数の少なかった一昨年同期と比較 しても-12件となっています。
※ 警察庁の前年9月大型車データ修正により、前年同月比増減数の 縦・横計に計算値と合致しない部分があります。予めご了承下さい。
※ 平成29年3月の準中型貨物自動車免許区分の新設により、2月までは普通・準中型・中型を合算した前年比較を掲載しておりましたが、3月からは各区分の比較件数を掲載しております。
NEXCO東日本では、今冬の道路交通確保に向けた取組みとして「大雪時における新たな情報提供」等を行うことを発表いたしました。
管内の高速道路の約6割が積雪寒冷地を通過する、NEXCO東日本では、冬期においても高速道路の安全・安心を確保するため、除雪をはじめとした雪氷対策作業を24時間体制で行います。10月16日北海道支社を皮切りに、東日本管内の各支社では雪氷対策体制を構築し、既に10月17日から北海道などで凍結防止作業や除雪作業を実施しています。
お客さまには、冬タイヤ装着など雪道走行の備えと、お出かけ前には気象情報や道路情報を踏まえたドライブプランと、雪道での安全運転に心がけていただきますようお願いします。また、冬季期間においては、日頃から急な豪雪への備えとして、チェーンの携行にご理解、ご協力をお願いいたします。
高速道路会社が共同で、株式会社ウェザーニューズと連携した、新たな「高速道路の情報提供サイト」を立ち上げ、大雪の3日前から高速道路のご利用にどんな影響があるか情報提供を行います。
情報へのアクセスは、パソコンまたはスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」から行えます。
※ スマートフォンの操作は、車両を安全な場所に停車させてから行ってください。
事前に大雪に関する情報を入手し、適切な運行計画を立てていただくとともに、場合によっては広域迂回や運行の中止などについて、また、タイヤチェーンの携行についてもご理解、ご協力をお願いいたします。
詳しくは下記リンク先をご確認ください。

「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の道路標識
冬期道路交通確保対策検討委員会において、大雪時の道路交通の確保のためにいわゆるチェーン規制を実施すべき旨が示されたことを踏まえ、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年総理府・建設省令第3号)の一部を改正し、12月14日に公布・施行されましたのでお知らせいたします。
詳しくは下記リンク先をご確認ください。
※ チェーン規制の実施に向けた調整を実施している13区間(直轄6区間、高速7区間)については、現時点でも警察と調整が続いている段階とのことで、決定次第、別途情報提供いたします。
この記事に関するお問い合わせ先
(省令の改正内容について)
国土交通省道路局 企画課 電話03-5253-8485(直通)
国土交通省道路局 路政課 電話03-5253-8480(直通)
(チェーン規制について)
国土交通省道路局 環境安全・防災課 道路防災対策室 電話03-5253-8489(直通)
こちらの記事もあわせてご覧ください。
国土交通省では、冬期道路交通確保対策検討委員会でとりまとめられた、「大雪時の道路交通確保対策の提言中間とりまとめ」に基づき、「道路ネットワーク機能への影響を最小化」するため、除雪体制の強化や集中除雪、大雪時の需要抑制の呼びかけ等の取り組みを進めているところです。
■このうち、チェーン規制については
・時期
大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時※
※平成29年度は、大雪特別警報の発令はなく、大雪に対する緊急発表は3回
・場所
勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間を対象として、従来であれば通行止めとなる状況においてタイヤチェーン装着車のみ通行を可能とするものですが、現時点で、国土交通省と警察において調整しているチェーン規制区間は次の全国13区間です。(うち直轄国道6区間、高速道路7区間)
平成30年度チェーン規制(直轄国道) 現時点での調整箇所について |
都道府県 | 路線番号 | 箇所名 | 区間 | 延長(km) |
山形県 | 112 | 月山道路 | 西川町志津~鶴岡市上名川 | 27 |
山梨県 静岡県 | 138 | 山中湖・須走 | 山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口 | 9 |
新潟県 | 7 | 大須戸~上大鳥 | 村上市大須戸~村上市上大鳥 | 16 |
福井県 | 8 | 石川県境~坂井市 | あわら市熊坂~あわら市笹岡 | 4 |
広島県 島根県 | 54 | 赤名峠 | 広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名 | 12 |
愛媛県 | 56 | 鳥坂峠 | 西予市宇和町~大洲市松尾 | 7 |
平成30年度チェーン規制(高速道路) 現時点での調整箇所について |
都道府県 | 路線番号 | 道路名 | 区間 | 延長(km) |
新潟県 長野県 | E18 | 上信越 | 信濃町IC~新井PA | 25 |
山梨県 | E20 | 中央道 | 須玉IC~長坂IC | 9 |
長野県 | E19 | 中央道 | 飯田山本IC~園原IC | 10 |
石川県 福井県 | E8 | 北陸道 | 丸岡IC~加賀IC | 18 |
福井県 滋賀県 | E8 | 北陸道 | 木之本IC~今庄IC | 45 |
岡山県 鳥取県 | E73 | 米子道 | 湯原IC~江府IC | 34 |
広島県 島根県 | E74 | 浜田道 | 大朝IC~旭IC | 27 |
■具体的な開始時期については、改めて通知があります。
■大雪が予想される2~3日前より通行止め実施の可能性がある旨について事前広報を行い、不要不急の外出を控えることや広域迂回、並びに物流車両の運行計画の見直しなどについて、地域住民や道路利用者に周知することとなっています。
※警察庁においても、同様の広報を実施しています。
関連リンク
この記事に関する問い合わせ先
国土交通省道路局 代表03-5253-8111
・環境安全・防災課 道路防災対策室 直通03-5253-8489
・国道・技術課道路メンテナンス企画室 直通03–5253-8494
・高速道路課 有料道路調整室 直通03-5253-8491
全日本トラック協会宛に、国土交通省金沢河川国道事務所他から、下記内容にて冬用タイヤの早期装着及びチェーンの携行・装着についての要請がございましたのでお知らせいたします。
平成30年11月30日
公益社団法人全日本トラック協会殿
「冬用タイヤの早期装着及びチェーンの携行・装着」について(要請)
向寒の候、貴協会にはますます御盛栄のこととお慶び申し上げます。また、平素より道路行政に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本年は1月から2月にかけて大雪となり、走行不能車両が多数発生したことによる交通障害や除雪作業の停滞等が起こり、市民生活、地域経済に多大な影響を与えたことは記憶に新しいことと思います。
そのため、各道路管理者では、今冬の道路交通確保のため、連携体制の強化を図るとともに、大雪による主要幹線道路の不通や都市部の大規模な交通渋滞などの回避を目的として、冬用タイヤの早期装着やチェーン携行・装着の推進に取り組んでいるところです。
つきましては、より一層の冬期間の交通確保のため、例年同様、貴協会に御協力を頂き、「冬用タイヤの早期装着及びチェーンの携行・装着」の徹底を傘下会員に周知されたく、要請致します。
国土交通省金沢河川国道事務所長
石川県土木部道路整備課長
金沢市土木局道路管理課長
石川県警察本部交通部交通企画課長
中日本高速道路株式会社金沢支社 金沢保全・サービスセンター所長
冬用タイヤの早期装着、降雪地域を運行する場合はタイヤチェーン(豪雪地域の場合はダブルチェーン)の携行・装着などの雪道対策を万全に整えていただくよう、お願い申し上げます。
国土交通省及び警察庁において、今月12月上旬の公布・施行を予定する「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」の一部改正作業が進められており、改正後の命令が施行された場合、標識により規制された区間においては、タイヤチェーンを装着していない車両の通行が禁止されます。
これから本格的な降積雪期を迎える中、各事業者においては引き続き輸送の安全確保の徹底と事故防止に努めていただきますようお願い致します。
気象情報や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期しましょう。
- 積雪・凍結等の気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。なお、スタッドレスタイヤへ交換する際は、ホイール・ボルトの誤組防止、締付トルクの管理を確実に行うこと。
- 点呼時等において、運行経路の道路情報、道路規制情報、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
- 積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。
- 気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行計画の変更及び利用者への情報提供等の適切な措置を講ずること。
- 乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。