国土交通省 物流・自動車局より、事業用自動車事故調査委員会が公表した「事業用自動車事故調査報告書」について、周知の依頼がありました。
今回公表された事案は、中型トラックの運転者が、当初計画以上の荷下ろし作業で疲労し、眠気を感じながらも休憩場所を探しながら運行していたことにより前方への注意力が低下し、バス停留所に停止していた乗合バスに追突した事故です。
この事案は、荷役作業量を考慮した運転者の負担とならない運行計画の作成・指示をしていないことなど、不適切な運行管理が原因のひとつと考えられております。
各事業者(所)においては、今後同種の事故を未然に防止するため、より一層の安全運行に努めていただくようお願いします。
【事故概要】 ・日時:令和3年10月18日13時01分頃 ・概要:中型トラックが国道48号を走行中、バス停で客扱いのため停車していた乗合バスに追突し、乗車しようとしていた乗客2名を路上に転倒させ、うち1名を車両下部に巻き込み、さらに歩道に乗り上げて停車した。この事故により、乗客2名が重傷(うち1名は約1年後に死亡)、運転者2名が軽傷を負った。 |
下記リンクから、事業用自動車事故調査報告書をダウンロードし、ドライバー教育用資料などにご活用ください。
【国土交通省報道発表資料】
【参考】
これから本格的な降雪シーズンを迎えますが、近年、雪の降り方が変わってきており、異常降雪による幹線道路での立ち往生が各地で問題となっています。
七戸町~青森市間のみちのく有料道路は、山間部の道路であるため、平地より一層強固な除雪体制を組んでいるところですが、路面状況によっては毎年、登り坂で立ち往生する車が多発しています。
特に、下記地点は勾配が4%~5%となっており、注意が必要です。気象・路面状況により、早めのタイヤチェーン装着を実施していただき、安全運転でご通行いただきますよう、お願い申し上げます。
なお、みちのく有料道路の気象・路面の状況は、青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)でご確認いただけます。
青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)電話 017-726-6201
特に注意いただきたい地点 下り線(青森方面行) ① 1.8~2.1kp付近(記念碑前非常駐車帯~東天間トンネル) 最大勾配5% ② 8.5~9.2kp付近(七戸側~みちのくトンネルに入る手前) 最大勾配4% 上り線(七戸方面行) ③ 13.5~14.0kp付近(青森側~みちのくトンネルに入る手前) 最大勾配4% ④ 16.0~16.5kp付近(滝沢トンネル青森側) 最大勾配4.8% チェーン等着装可能地点 (1) 下り線 1.8kp非常駐車帯(記念碑前) (2) 上り線 18.2kp非常駐車帯(駐車帯が狭いため、チェーン装着後は早めの移動をお願いします) ※ 下記の道路勾配地図もあわせてご確認ください |
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関連動画(YouTube「全日本トラック協会チャンネル」)
雪道走行の心得と対策ポイント
11月6日(水)夜間以降、東北北部の高速道路でみぞれ・雪が予想されております。
高速道路をご利用になるときは、最新の気象予報・道路交通情報をご確認いただくとともに、冬用タイヤの装着及びタイヤチェーンを携行してください。
冬用タイヤについては全車輪に装着いただくとともに、チェーンは駆動輪への装着をお願いいたします。
詳しくは、下記のNEXCO東日本 東北支社 プレスリリースをご確認下さい。

国土交通省では、運輸事業の安全の更なるレベルアップを図る場として、また運輸安全マネジメント制度の一層の浸透・定着に向けた取組の一環として、平成18年度より毎年度、「運輸事業の安全に関するシンポジウム」を開催しています。
今年度は下記概要にて開催となりますのでご案内申し上げます。
テーマ
輸送の安全を支える人々、たゆまぬ努力
日時
令和6年11月19日(火)13:00~15:00
開催場所
オンライン配信
開催方法
完全オンライン形式。会場にて開催はいたしません。
プログラム
(1)開会挨拶 国土交通大臣(予定)
※公務の都合等により変更が生じる可能性がございます。
(2)特別講演:「安全の鐘を鳴らし続けて」
8.12連絡会 事務局長 美谷島 邦子 氏
(3)基調講演:「運輸の安全の向上を目指して」
~利用者・社会とともに創る運輸の安全~
関西大学名誉教授 安部 誠治 氏
(4)輸送の安全を支える人々の取組
【鉄道事業】西日本旅客鉄道株式会社
取締役兼常務執行役員 鉄道本部安全推進部長 漆原 健 氏
【旅客自動車運送事業:タクシー事業】
日本交通株式会社 取締役 川鍋 一朗 氏
【旅客船事業】
株式会社そともめぐり 渕江 真幸 氏
【航空事業】日本航空株式会社
常務執行役員安全推進本部長 立花 宗和 氏
※取組紹介終了後、パネルディスカッション形式による質疑応答を実施
コーディネーター:関西大学名誉教授 安部 誠治 氏
(5)輸送の現場での安全確保に関わる人々からのメッセージ
(6)閉会挨拶 大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官
参加申込み方法
下記ウェブフォームからお申し込みください。
詳細及び参加申込みについては下記リンク先をご確認ください。
お問合せ先
国土交通省 大臣官房運輸安全監理官室
電話 :03-5253-8111(内線22-054、22-059)
直通 :03-5253-8797
全国での事業用トラックが第1当事者となる令和6年の死亡事故は9月末現在、合計144件で、昨年同期と比較して+1件となりました。
<令和6年9月単月>
大 型: 8件(昨年同月比: -5)
中 型: 2件(昨年同月比: -2)
準中型: 1件(昨年同月比: -1)
普 通: 1件(昨年同月比: -1)
合 計: 12件(昨年同月比: -9)
<令和6年9月累計>
大 型: 89件(昨年同月比: +8)
中 型: 33件(昨年同月比: -9)
準中型: 18件(昨年同月比: +3)
普 通: 4件(昨年同月比: -1)
合 計:144件(昨年同月比: +1)
各事業者(所)においては、事故削減に向けたさらなる取組みの強化をお願いいたします。
| 「トラック事業における総合安全プラン2025」では、次の目標を掲げています。 令和7年目標値 ・死者数+重傷者数=970人以下 (⾞両台数 1万台あたりの死者数、重傷者数の合計「6.5人以下」) ・飲酒運転 ゼロ |
「第56回全国トラックドライバー・コンテスト」が令和6年10月26日(土)・27日(日)に茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センター安全運転中央研修所にて開催されますが、その表彰式が10月28日(月)に東京都港区の第一ホテル東京でおこなわれます。
全日本トラック協会では、この表彰式の模様をYouTubeの全日本トラック協会チャンネルにてインターネットライブ配信を行いますのでお知らせいたします。
日時
令和6年10月28日(月)
10:30~11:40 表彰式
12:10~12:25 各部門優勝者記者会見
※式典の進行により、時間が前後する場合があります。
配信URL
全日本トラック協会 YouTubeチャンネル
URL:https://www.youtube.com/user/JTAvideo
大型車の車輪脱落事故防止につきましては、令和2年度より「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施して積極的に取り組んできたところですが、東北地域における令和5年度の事故発生件数は41件と、依然として高止まりの状況となっています。また、昨年12月には、管内において車輪脱落事故に起因する死亡事故が発生しています。
車輪脱落事故の発生状況を見ますと、依然として自社でタイヤの脱着作業を実施した大型車による事故が多発していることを踏まえ、同通達中、【別紙1】の「タイヤ脱着作業管埋表」に沿って作業を実施し、その結果を記録すること、【別紙2】の「日常点検表」を使用して「ディスク・ホイールの取付状態」の点検を確実に行うこと、増し締め実施後のホイール・ナットの緩みの点検を確実に実施すること、等の徹底を図る必要があります。
会員各位におかれましては、大型車の車輪脱落事故防止のため、下記に示された事項、特に下記【別添2-1】「貨物自動車運送事業者の皆様へ 大型車の車輪脱落事故防止対策「令和6年度緊急対策」について」に掲げられております事故防止対策について取り組んでいただきますよう、お願いいたします。

事業用自動車運転者の疾病により運転を継続できなくなった事案の発生件数が近年増加している状況を踏まえ、国土交通省では、健康起因事故防止のため、主要疾病の早期発見に有効と考えられるスクリーニング検査をより効果的なものとして普及させる検討を行っており、その検討に活用するため、スクリーニング検査の受診状況を主としたアンケート調査を、毎年実施しています。
協力を依頼されている会員の皆様には、令和6年10月25日(金)までに、ウェブからの回答にご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
なお、ご回答いただいた内容は、上記目的以外には使用されません。また、回答内容を監査の端緒等にすることはありません。
下記リンク先の「WEBアンケートに回答する」からご回答願います。
※アンケート回答時の注意点
・ブラウザ(Internet Explorer、Chrome等)の「戻る」は使用せず、アンケート内の「戻る」を使用ください。
・アンケート内のURLのリンクは、別タブで開いてください。
・WEBアンケートに回答する前に、アンケート調査票の内容を確認したい場合は、下記よりご確認ください。
【調査主体】
国土交通省物流・自動車局安全政策課 担当:奥平
東京都千代田区霞が関2-1-3 TEL:03-5253-8111(内線41613)
【お問い合わせ先(調査受託者)】
SOMPOリスクマネジメント株式会社 担当:福田
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
電話 03-3349-5435
E-Mail:mfukuda96@sompo-rc.co.jp
全国での事業用トラックが第1当事者となる令和6年の死亡事故は8月末現在、合計132件で、昨年同期と比較して+10件となりました。
死亡事故が増加傾向にありますので、各事業者では更なる事故防止対策の徹底をお願いします。
<令和6年8月単月>
大 型: 8件(昨年同月比: -5)
中 型: 6件(昨年同月比: +2)
準中型: 1件(昨年同月比: ±0)
普 通: 1件(昨年同月比: -1)
合 計: 16件(昨年同月比: -4)
<令和6年8月累計>
大 型: 81件(昨年同月比: +13)
中 型: 31件(昨年同月比: -7)
準中型: 17件(昨年同月比: +4)
普 通: 3件(昨年同月比: ±0)
合 計:132件(昨年同月比: +10)
各事業者(所)においては、事故削減に向けたさらなる取組みの強化をお願いいたします。
| 「トラック事業における総合安全プラン2025」では、次の目標を掲げています。 令和7年目標値 ・死者数+重傷者数=970人以下 (⾞両台数 1万台あたりの死者数、重傷者数の合計「6.5人以下」) ・飲酒運転 ゼロ |