交通事故防止対策の徹底について

 県内において10月29日から11月1日の間、に本県事業所のトラックによる交通死亡事故が2件発生しました。

発生日時発生場所概要
2021年10月29日
AM5:20頃
五所川原市準中型トラックが五所川原市からつがる市方向へ進行中、路上に立っていた高齢歩行者に衝突し死亡させた。
2021年11月1日
PM2:55頃
青森市大型トラツクが信号機のある十字路交差点を左折する際に、横断中の高齢自転車利用者に接触し死亡させた。

 この2件2名の死亡事故により、令和3年における死者数は3件3名で、前年の発生件数と同数になり、極めて憂慮される状況になりました。

 過去6年間(平成28年1月~令和3年10月末)に発生した、本県事業所のトラックが第一当事者となった交通死亡事故を見ましても

◎ 死者22名中夜間発生の死者は20名(90%)
◎ 死者22名中歩行者及び自転車利用者の死者は15名(68%)

であり、夜間の発生率並びに対歩行者・自転車利用者の割合が極めて高いと言えます。

 会員の皆様には、このような特徴を踏まえた運行管理を適切に行い、下記事項につきまして運転者に再度徹底して下さるようお願い申し上げます。

■ 確実な点呼の実施(健康チェック、アルコールチェックの徹底)

■ 運転者に対する交通事故防止対策の指導徹底

・ヘッドライトの上向き、下向きのこまめな切り替えによる歩行者、自転車利用者等の早期発見
・交差点右左折時における歩行者等の安全確認と動静注視の徹底

■ 信号機のない横断歩道における歩行者優先の徹底

■ 運転中のスマートホン、携帯電話等の使用禁止

2021年11月15日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai

降積雪期における輸送の安全確保について

 これから本格的な降積雪期を迎えますが、昨年12月、青森県内において、走行中の大型トラックが積雪や路面凍結が原因とみられる横転や路外逸脱を引き起こし、道路全面通行止めとなる事案が多発しました。

 このような事態は、長時間にわたる道路の通行規制を伴う事から、道路を利用する地域住民や他の交通に多大な迷惑をかけることとなります。

 つきましては、各事業者(所)におかれましては、輸送の安全確保等に向け、下記の事項に留意し、事故の防止に努めていただきます様、お願い申し上げます。

 気象情報や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。

積雪・凍結等の気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。なお、スタッドレスタイヤへ交換する際は、ホイール・ボルトの誤組防止、締付トルクの管理を確実に行うこと。

積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。

③ 点呼時等において、運行経路の道路幅員、道路規制情報、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。

 

関連記事

 

参考リンク

2021年11月12日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai

令和3年度 点呼支援機器等導入促進助成事業について(ご案内)

 全日本トラック協会では、中小トラック運送事業者における輸送の安全確保の根幹を成す運行管理について、安全性の向上、労働環境の改善、人手不足の解消等に資するため、自動点呼にかかる支援機器及びシステム等(以下「点呼支援機器等」)の普及促進を図ることを目的に、当該機器導入費用の一部を助成することとなりましたのでご案内致します。

 

1.助成対象機器  

・㈱ナブアシストが開発した「ロボット点呼」(通称「ユニボ」)に関わるシステム機器一式とし、セットアップ等の費用も含むものとする。なお、消費税は導入費用には含まない。

※ 導入検討にあたっては下記リンク先をご確認ください。

・令和3年4月1日以降にサービス利用開始したものとする。

・本助成制度以外の他の助成制度(国、自治体)を使用して導入した機器及びシステム(周辺機器を含む)は助成の対象外とする。

 

2.申請期間

令和3年11月5日~令和4年2月28日 (青ト協必着)

 

3.助成金額

上限10万円

対象となる点呼支援機器等の導入費用(契約期間中のサービス利用料を含む)

※当該年度内の申請台数は、1会員あたり1台分を上限とする。

※全ト協の予算(50百万 500台分)に達した時点で、締め切りとする。

 

4. 助成対象者

県トラック協会の会員事業者で、中小企業者を対象とする。

※中小企業者とは、中小企業基本法による中小企業者のことで資本金の額または出資の総額が3億円以下の会社又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人を指す。                 

 

5.必要書類

①(様式3)点呼支援機器等導入促進助成事業 助成申請書(エクセル)ダウンロード

② サービス利用申込書(写)(表紙のみ、利用規約以降は省略可)

③ 領収書(写)

 

6.申請先(問い合わせ先)  

〒030-0111 青森市荒川品川111-3
(公社)青森県トラック協会
業務部
 TEL:017-729-2000

国土交通省による「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)」進捗状況捕捉アンケート 調査ご協力のお願い(締切り延長)

 2021年10月22日付記事にてお知らせしておりました「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)進捗状況捕捉アンケート」について、回答期限を11月26日まで延長するとの連絡が国土交通省総合政策局物流政策課よりございました。

 当協会青年部会員、女性協議会員の皆様には、引き続きアンケートにご協力いただきますようお願い致します。

 なお、アンケートは匿名で実施されており、下記リンク先からのご回答となります。

 

※ ご不明な点は青森県トラック協会業務部(電話017-729-2000)までお問い合わせください。

2021年11月11日 | カテゴリー : 経営改善 | 投稿者 : n.kasai

初任運転者特別指導教育を開催します(会員限定)八戸会場12月1日~2日

運転事業者は「貨物自動車運送事業輸送安全規則第10条」の規定に基づき、初任運転者に対して国土交通省告示で定められている特別な指導として「一般的な指導及び監督内容」を15時間以上、実際にトラックを運転させての「安全な運転方法」を20時間以上行うよう義務付けられております。

 このうち「一般的な指導及び監督内容」座学15時間(2日間)を下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます。

 なお、「安全な運転方法」実技20時間以上については、講習修了後に各事務所にて必ず実施してください。

※受講会場には手指消毒液を設置し、座席の間隔確保、換気の対策を行います。

※受講される方は、マスクの着用をお願い致します。

※今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、開催中止とする場合がございます。中止の際のテキスト購入代金の返金対応は致しませんのでご了承ください。

※換気等を行いますので、体温調節ができる格好でお越しください。

 

受講対象者

事業用トラック初任運転者
・事業用自動車の運転経験がない者
・過去3年間において事業用自動車の運転歴が無い者

開催日時

  • 八戸会場【定員30名】(先着順)
    12月1日(水)~2日(木)
     青森県トラック協会 三八地区研修センター

※各会場2日間の講習となりますので、全て受講できない方はご遠慮ください。

時間(両日) 

1日目 9:00~18:00
2日目 9:00~17:00
受付時間(両日)8:30~8:50

使用教材

① 事業用トラックドライバー研修テキスト(10冊1セット)
 1人1セット必ず持参してください。
※改正され、ホームページで公開されていますが、旧版の持参でも可です。

② 初任適性診断を受講済みの方は、診断表の写し
(最終日の講習で使用します。診断表の写しを持参ください。)

受講料

無料

申込方法

下記リンクより「受講申込書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、青ト協宛にFAX(017-729-2266)にてお申し込みください。
※受付けしましたら、受理印を押してお返しいたします。

申込締切

11月26日(金)

お問合せ先

(公社)青森県トラック協会 業務部 電話017-729-2000

事故防止安全大会を開催します ~同時開催「プラン2025目標達成セミナー」(11月29日・青森県トラック協会研修センター)

 事業用トラックによる交通死亡事故絶無達成に向け、下記により「事故防止安全大会」を開催します。

 また、併せて、全日本トラック協会策定の「トラック事業における総合安全プラン2025」に掲げる交差点事故、追突事故防止対策を中心とした、総合安全プラン2025目標達成セミナーを開催いたします。

 会員の皆様におかれましては、業務ご多忙中のところ、誠に恐縮とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

日時

令和3年11月29日(月) 13:30~15:30

場所

青森県トラック協会研修センター 大研修室
青森市大字荒川字品川111-3 電話017-729-2000

内容

■ 青森県内における事業用トラックの事故発生状況について
■ 事業用トラックにおける事故の傾向と防止対策 (講師 SOMPOリスクマネジメント株式会社)
■「事故防止安全決議」の採択

対象者

経営者及び管理者(現場での安全を管理される方)

定員

75名(1社2名迄) ※ 定員になり次第締め切りとさせて頂きます。

その他

◇ 受講者にはGマークの加点対象となる受講証明書を発行いたします。(ただし、遅刻、途中退席の無い事)

◇ 新型コロナウイルス対策のため以下の点にご注意下さい。

・当日、体調のすぐれない方は、参加をご遠慮下さい。
・会場内では必ずマスクを着用していただきます。
・ご自身の筆記用具をご持参下さい。
・講師は、日常より感染予防のため十分な対策をとっております。
・今後の新型コロナウイルス感染症の状況により中止となる場合があります。

参加申込

 下記参加申込書に必要事項をご記入の上、11月15日までに青森県トラック協会あてファックスにてお申し込みください。

青森労働局長から「長時間労働削減を始めとする働き方の見直しに向けた取組に関する要請」がありました

 青森労働局長から、当協会会長宛に「長時間労働削減を始めとする働き方の見直しに向けた取組に関する要請書」が発せられました。

 11月は「過労死等防止啓発月間」とされていることも踏まえ、各事業者(所)においては、長時間労働の是正等、働き方の見直しに積極的に取り組んでいただきます様、お願い申し上げます。

公益社団法人青森県トラック協会 殿

長時間労働削減を始めとする働き方の見直しに向けた取組に関する要請書

 長時間労働の削減や賃金不払残業の解消、年次有給休暇の取得促進のためには、単に法令を遵守するだけではなく、長時間労働が生じている職場においては、人員の増員や業務量の見直し、マネジメントの在り方及び企業文化や職場風土等を見直していくことが必要であり、これまでの働き方を改め、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のとれた働き方ができる職場環境づくりを進める必要があります。
 さらに、昨今は新型コロナウイルス感染症の感染状況等を踏まえた働き方も求められているところです。
 また、過労死等防止対策推進法(平成26年法律第100号)において11月を「過労死等防止啓発月間」と定め、過労死等防止のための集中的な啓発を行うこととされています。
 このようなことから、厚生労働省としては、長時間労働の削減を始めとする働き方の見直しに向けた取組を推進するため、昨年に引き続き、10月を「年次有給休暇取得促進期間」、11月を「過重労働解消キャンペーン」期間と定め、集中的な周知啓発等を行うこととしています。

 働き方の見直しに向けた取組を進めるためには、長時間労働を前提とした労働慣行からの脱却を図るとともに、年次有給休暇を取得しやすい雰囲気を醸成するための取組等を積極的に行っていただくことが重要です。
 具体的には、経営トップによるメッセージの発信や、勤務間インターバル制度、フレックスタイム制、テレワーク、年次有給休暇の計画的付与制度、時間単位の年次有給休暇制度などの導入、ノー残業デーの設定、年次有給休暇の取得による連休の実現(プラスワン休暇)等が考えられますが、各々の企業の実情に応じた取組を着実に行っていただくことが大切です。

 貴団体におかれましては、これまでも、働き方改革に関する周知啓発に格別の御協力を賜ってきたところですが、改めてこの取組の趣旨を御理解いただき、傘下団体・企業等に対する周知啓発に向けて御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 その際、自社の働き方改革等により、下請等中小事業者に適正なコスト負担を伴わない短納期発注や発注内容の頻繁な変更などの「しわ寄せ」を生じさせることのないよう取引上必要な配慮を賜りますよう、併せてお願い申し上げます。

 平成31年4月1日からは、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(平成30年法律第71号)による改正後の労働基準法(昭和22年法律第49号)において、時間外労働の上限規制が罰則付きで規定され、さらに、令和2年4月1日からは時間外労働の上限規制が中小企業にも適用されております。
 このため、厚生労働省においては、

① 長時間労働の削減や賃金不払残業の解消などに向けた監督指導や支援の着実な実施
② 休暇の取得促進を始めとした「働き方の見直し」に向けた企業への働きかけの強化

を2つの柱として、取り組んでいるところです。

 今後とも、長時間労働削減を始めとする働き方の見直しへ向け、御協力をお願い申し上げます。

青森労働局長 高橋 洋

 


 下記関連する記事へのリンクを掲載いたしますのでご活用ください。

2021年11月1日 | カテゴリー : 労働対策 | 投稿者 : n.kasai

貸出用ビデオライブラリに新作を追加しました~飲酒運転防止教育用DVD3タイトル~

 会員向けに無料で貸し出しを行っている当協会のビデオライブラリに、飲酒運転防止教育用DVD3タイトルを追加いたしました。

 ドライバー・社員教育用にご活用ください。

 貸出ご希望の場合は、下記ページからビデオ・DVD貸出申込書(PDF)をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、青森県トラック協会事務局までFAXにてお申込みください。

タイトル:夢を奪ったハンドル~飲酒・居眠り・ながら運転の悲劇~(26分)

 交通死亡事故を起こし、実刑判決を受けたドライバーを収容する市原刑務所。受刑者は、毎日、自分が犯した罪と向き合っています。この作品では、受刑者の反省の声をタテ軸に、残された被害者の家族の悲しみの生活を捉えながら、私たちは加害者にも被害者にもなってはいけないということを訴えていきます。
 また、「ながらスマホ」に起因する交通事故も検証し、2019年に道路交通法の一部改正が行われ罰則が強化されたことにも触れています。

管理番号:事故防止-67

タイトル:アルコールについての正しい知識を!本当にわかっていますか? 飲酒運転の危険性(23分)

 一瞬にして重大事故を引き起こし、多くの人の人生を変えてしまう飲酒運転。近年、飲酒による交通事故は減少傾向にあるとはいえ、いまだ根絶には至っていません。なぜ、飲酒運転をしてしまうのでしょうか。
 飲酒運転を防止するには、まずアルコールについて正しく知る必要があります。
 この作品では、「自分は大丈夫」と思い込みがちなケースを取り上げ、専門家の解説を交えながらアルコールが及ぼす影響について説明します。

管理番号:事故防止-68

タイトル:絶対にダメ!飲酒運転「しない!」「させない!」「許さない!」(21分)

 飲酒運転による交通事故件数は、厳罰化や社会的気運の高まり等により減少してきましたが、ここ数年下げ止まり傾向にあり、飲酒運転事故は後を絶ちません。
 そこで本作品では、アルコールが車の運転に与える影響とその危険性を再現ドラマを交え、CGや実験で明らかにし、飲酒運転根絶を訴えます。

管理番号:事故防止-69

2021年10月22日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai

国土交通省による「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)」進捗状況捕捉アンケート 調査ご協力のお願い

 国土交通省総合政策局物流政策課より総合物流施策大綱における評価指数(KPI)のうち、物流業務の自動車・機械化、デジタル化に関して現状を定量的に捕捉するため、アンケート調査への協力依頼がございました。

 当協会青年部会員、女性協議会員各位におかれましては、アンケートにご協力いただきますようお願い致します。

 アンケートはWEBにて実施されておりますので、下記リンク先ページからご回答ください。

■アンケート締切 令和3年11月5日(金)

 アンケートは匿名回答となっております。ご回答は必須ではございませんが、可能な限りご協力いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

 ご不明な点は、青森県トラック協会業務部(電話017-729-2000)までお問合せ下さい。

2021年10月22日 | カテゴリー : 経営改善 | 投稿者 : admin2

第61回「正しい運転・明るい輸送運動」の実施について

 青森県トラック協会では、全日本トラック協会とともに年朱年始に向けた事故防止対策として、第61回「正しい運転・明るい輸送運動」を実施いたします。

 この運動は、交通・労働災害事故の防止、環境保全及び輸送秩序の確立により、円滑な輸送の達成を図り、年末年始の輸送繁忙期における安全、安心な輸送サー ビスを提供することを目的としています。

 今回の実施計画では、事業用トラックドライバーに対する飲酒運転の根絶について、トラック運送業界として各種啓発活動を展開し、その再発防止に積極的に努めているが、依然、事業用トラックドライバーによる飲酒運転事案が相次いで発生しており、極めて憂慮すべき事態となっていることから、第117回交通対策委員会(令和3年9月6日開催)の決議を踏まえた内容も盛り込みました。

 

運動期間

令和3年11月16日(火)~令和4年1月10日(月)

実施事項

(1) 飲酒運転の根絶
(2) 追突事故及び交差点における事故防止の徹底
(3) 過労運転防止の徹底
(4) 確実な点呼の実施
(5) 携帯・スマートフォンの使用禁止の徹底
(6) 健康診断の受診の徹底
(7) 荷役作業時の安全確保の徹底
(8) 高速道路における事故防止の徹底
(9) 車両の安全性確保の徹底
(10) 降積雪期における輸送の安全確保の徹底
(11) 正しい積付け・固縛方法の徹底
(12) エコドライブ及びアイドリング・ストップの徹底
(13) 運輸安全マネジメントの徹底
(14) 安全意識の高揚
(15) 輸送品質・サービスの向上

 本運動の趣旨を十分にご理解の上、下記実施計画により積極的に推進していただきますようお願い申し上げます。

 

運動の推進に当たっては、下記資料をご活用ください。

2021年10月1日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai