運輸安全マネジメント「ガイドライン」セミナー開催のご案内(国土交通省認定セミナー)【2/22 青ト協研修センター】

 会員事業者の皆さまにおかれましては、日々安全管理体制の構築・改善に取組んでおられると存じますが、重大事故防止のため、さらなる安全管理体制の強化が求められているところです

 輸送の安全性向上への取組みに特効薬はなく、経営トップから現場まで一丸となって安全管理体制を構築し、「PDCAサイクル」による継続的取組みを実施し、改善していく必要があります

 そこで今回、「運輸安全マネジメント制度」のガイドラインにつきまして、中小規模事業者の皆さまを主な対象とした新たな認定セミナーを下記にて開催いたします。

 時節柄、業務ご多忙とは存じますが、この機会にご参加いただきますようご案内申し上げます。


1.日時

令和5年2月22日(水) 13:00~17:00(12:30開場)

2.場所

青森県トラック協会研修センター
青森市大字荒川字品川111-3 電話 017‐729-2000

3.主催

(公社)青森県トラック協会・三井住友海上火災保険(株)共催

4.内容

「運輸事業者における安全管理の進め方に関するガイドライン~輸送の安全性の更なる向上に向けて~」について、安全管理体制全般の構築・改善を推進するための狙いや取組方法を、参考例を示しながら具体的に解説します。

5.講師

MS&ADインターリスク総研(株) リスクマネジメント第二部
交通リスクマネジメントグループ マネジャー・上席コンサルタント 近藤 真文 氏

6.参加料

無料

7.受講対象

中小規模運送事業者の経営者(社長等)、取締役、安全統括管理者、その他安全管理に関わる部門長(運輸部長、営業所長)等【定員50名】
※ 当日、会場にて名刺を頂戴いたしますのでご用意ください。

8.申込方法

下記リンクより「参加申込書」をダウンロードし、2月13日(月)までに三井住友海上宛FAXにてお申込みください。

9.本セミナー受講のインセンティブ

① セミナーの受講、活用が確認されれば、地方運輸局は、長期未監査を理由とする監査の対象としないことができます。
② 安全性優良事業所認定制度(Gマーク)申請の加点対象セミナーです。

※ ご不明な点がございましたら、青森県トラック協会 適正化事業部(電話017-729-2000)までお問い合わせください。

1月24日~26日頃にかけての大雪に対する東北運輸局等の緊急発表を踏まえた輸送の安全確保について

 国土交通省東北運輸局、東北地方整備局、仙台管区気象台及び東日本高速道路株式会社東北支社では連名で、令和5年1月23日に「大雪に対する緊急発表」を行いました。

 悪天候時の運行管理にあたっては、状況を的確に把握し、乗務員に対して運行の中止、徐行運転などについて適切な指示を行う必要があります。また、運行に際しての経路調査において路面の状態などに関する情報を収集するとともに、気象情報収集に努め運行の安全に万全を期すことが重要になります。

 各事業者においては最新の気象情報、道路交通情報などに十分ご留意ください。

大雪に対する緊急発表

○ 東北地方は、強い冬型の気圧配置となり、この冬一番の強い寒気が流れ込むでしょう。このため、日本海側を中心に1月24日から26日頃にかけて大雪となる所がある見込みです。また、猛ふぶきとなる所があるでしょう。

積雪や猛ふぶき、吹き溜まり、路面凍結による交通障害に警戒が必要です。

お車を運転する場合には、必ず冬タイヤの装着とチェーンの携行をお願いします。

大規模な車両滞留を回避するため、除雪能力を超える降雪が予測される場合には、予防的計画的に通行止めを行う可能性があります。また、高速道路が通行止めになった場合には、並行する国道等も同時に通行止めを行う可能性があります。

道路利用者の方々には、不要不急の外出を自粛いただくことと併せて、広域迂回などの通行経路の変更をお願いするとともに、通行止めとなる場合には、道路上ではない降雪の少ない場所でお待ちいただくようお願いいたします。

○ なお、山形県内の国道112号月山道路においては、チェーン規制実施の可能性があります。

○ 公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生する恐れがあります。「鉄道・バス事業者等が発表する運行状況を確認してください。」

運送事業者及び荷主企業の皆様におかれましても、今後の気象予報等をご確認いただき、広域迂回や運送日の調整等をご検討いただきますよう、ご協力をお願いいたします。

○ 高速道路の通行止めの可能性については、NEXCO東日本のホームページに掲載して参ります。(https://www.e-nexco.co.jp/

○ 最新の気象情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動して頂くようお願いします。

 各事業者においては、「大雪に対する緊急発表」を踏まえた輸送の安全確保に万全を期すようお願いします。

 輸送の安全を確保するための措置を適切に講じずに運行し、貨物自動車運送事業輸送安全規則(平成2年運輸省令第22号)第11条の規定「異常気象時等における措置」に違反したことが確認された場合については、「貨物自動車運送事業者に対する行政処分等の基準について(平成21年9月29日付け国自安第 73号、国自貨第77号、国自整第67号)」に基づき行政処分を行うこととなります。

 また、輸送の安全を確保するために必要な措置を講じても安全輸送を行うことができない状況にもかかわらず、荷主に輸送を強要された場合には、国土交通省ホームページに設置されている「意見募集窓口」、最寄りの地方運輸局、又は運輸支局にその旨通報をお願いしております。

・国土交通省 意見募集窓口ウェブサイト
 https://www.mlit.go.jp/jidosha/yusou-jittai/index.html

・国土交通省東北運輸局 自動車交通部 貨物課 電話022-791-7531

・国土交通省東北運輸局 青森運輸支局 輸送監査部門 電話017-739-1501

 

最新の気象情報や道路情報は下記リンクをご覧下さい。

■ 気象情報

 

■ 道路情報

 

■ お問い合わせ先

青森県トラック協会 適正化事業部 電話017-729-2000

「標準的な運賃」パンフレットを作成しました(東北トラック協会)

 東北6県のトラック協会で組織する「東北トラック協会」では、荷主の皆様に「標準的な運賃」と「燃料サーチャージ」についてご理解いただくためのパンフレットを作成いたしました。

 会員各社において印刷し、運賃・料金の交渉にご活用ください。

 また、荷主企業の皆様にもご一読いただければと存じます。

 パンフレットは下記よりダウンロードしてください。

※ 会員の皆様には、会員向けパンフレットを、青森県トラック協会報1月号に同封し、送付することとしています。

【再周知】大型車の車輪脱落事故防止に向けた「走る前、左後輪点検キャンペーン」の実施について

「走る前、左後輪点検キャンペーン」のさらなる実施徹底について|青森運輸支局(令和4年12月23日)

 国土交通省 東北運輸局では、令和3年度に発生した東北運輸局管内の大型車のホイール・ナット緩み等による車輪脱落事故が、再び増加に転じている状況を踏まえ、令和4年10月1日から「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施していますが、この一環として東北トラック協会では、車輪脱落事故防止啓発のための「走る前、左後輪点検キャンペーン」動画を作成しました。

 各事業者(所)においては、大型トラックの全運転者の方を対象として、下記実施要領により、車輪脱落事故防止にかかる指導及び監督を実施し、その結果をご報告いただきますようお願い申し上げます。

 また、会員事業所に「左後輪チェックOK!」ステッカー2種類(丸型・長方形型)の配布を行っておりますので、下記貼り付け例を参考に、大型トラックへの貼り付けを行ってください。

「走る前、左後輪点検キャンペーン」実施要領

1.大型トラック運転者による動画視聴

 例年12月が車輪脱落事故発生件数のピークであることを踏まえ、できるだけ早い時期に、以下(1)~(2)の動画をすべての大型トラック運転者が視聴する。

※ (1) の動画はフルバージョン、ショートバージョンいずれかの視聴で可
※ 車輪脱着作業を行う大型トラック運転者は(3)の動画もあわせて視聴する。


2.大型トラック運転者に対する指導・監督

 大型車の車輪脱落事故防止対策として、大型トラック運転者に対し次の事項を指導・監督してください。

 ホイール・ナットは、10個(または8個)のうち最初の1個が外れたことに気づくことができれば、他のナットが外れる前に締め直すことで、車輪脱落事故を防ぐことができる。
 そのため、運行前の日常点検を適切に実施するほか、休憩や休息、荷積み荷卸しなどの都度、走行前に左後輪のホイール・ナットを目視にてこまめにチェックすることを指導・監督する。


3.「走る前、左後輪点検キャンペーン」の報告
  
※ 大型車を保有されていない、又は、整備工場等でタイヤ交換をされている事業者は「3.走る前、左後輪点検キャンペーンについて」のみ回答提出をお願い致します。

 各事業者(所)では、全ての大型トラック運転者に別紙1の自己チェックアンケートを記入させてください。

 各事業者(所)は、別紙1のアンケート結果を別紙2に取りまとめ、「令和4年度 年末年始の輸送等に関する安全総点検」の自主点検表(※)とともに、青森県トラック協会あて郵送またはファックスにてご報告願います。

 ご報告いただきました内容は、当協会から東北運輸局青森運輸支局へ回付いたします。

※「令和4年度 年末年始の輸送等に関する安全総点検」における自主点検表「5.車両の日常点検整備、定期点検整備等の実施状況」(10)に、上記動画視聴に関する点検事項がございますので、あわせてチェックをお願いいたします。 

報告先

※ 令和5年1月12日(木)までに青森県トラック協会へ提出してください。

・郵送の場合

〒030-0111 青森市大字荒川字品川111-3
公益社団法人青森県トラック協会 安全総点検係

・ファックスの場合

公益社団法人青森県トラック協会
ファックス番号 017-729-2266

 

 

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お問合せ先

ご不明な点は、青森県トラック協会 業務部(電話 017-729-2000)までお問い合わせください。

令和4年度 年末年始の輸送等に関する安全総点検 ~動画資料で飲酒運転防止の指導・監督を実施しましょう~

 「事業用自動車総合安全プラン2025」において、飲酒運転の件数をゼロとすることを目標として各種取り組みを進めているところですが、昨年度青森運輸支局管内では、飲酒事案が2件発生しており、東北運輸局管内最多となる状況です。

 また、東北運輸局管内では今年度、現時点において残念ながら1件の発生(トラック)を確認しているところです。

 つきましては、今後事業用自動車の飲酒運転撲滅のため、各事業者(所)において、下記による取り組みを実施していただきますよう、お願いいたします。

1.動画資料を用いたトラック運転者への指導・監督

 令和4年度年末年始の輸送等に関する安全総点検の期間中(令和4年12月10日~令和5年1月10日)、全てのトラック運転者に対し以下の動画を視聴させることにより

① 「これくらいなら大丈夫」といった過信が飲酒運転に繋がり
② 飲酒運転時は通常時より死亡事故率が大幅に上昇し(※)
③ 死亡事故を起こせば被害者はもちろん、自分自身の人生も滅茶苦茶になる

ということを理解させること。

2.令和4年度年末年始の輸送等に関する安全総点検での報告

 総点検における重点点検事項において、1.の取組の実施状況を問うこととするので、全てのトラック運転者に対し実施した場合には、当該点検事項に「○」を記入し報告すること。

事業用自動車の運転者に対する飲酒運転防止の徹底について

 東北運輸局管内において、下記の通り事業用自動車の飲酒運転事案が発生いたしました。

 各事業所においては、他山の石として事故防止の取組みを再度徹底していただきますよう、お願いいたします。

発生日業態管轄支局種類
令和4年8月21日貨物福島酒気帯び運転
事案概要

 午前3時50分頃、栃木県の国道において、信号待ちをしていた際に運転者席の窓から空き缶を車外へ投げ捨てたところを警察が目撃し、空き缶がビール缶であったことからアルコール検査をしたところ、当該運転者の呼気から0.15mg/l を超えるアルコールが検出されたことから検挙された。

 この事案による事故は発生していない。

 10月3日に福島支局が108条34通知を受理し、その後調査を行ったため、発生日から日数が経過したもの。

1.運転者に対する指導監督の徹底について

(1) 飲酒運転の危険性を理解させるため、アルコールが運転に及ぼす影響やアルコール依存症の危険について、計画的かつ継続的に教育を行うこと

(2) 運転者の健康診断、適性診断結果をもとに個人面談等を行い、特に飲酒習慣のある運転者に対しては、飲酒実態を把握したうえで適切な指導や改善等に取組むこと

2.点呼の厳正な実施について

(1) 帰庫時の点呼の実施にあたっても、アルコール検知器を使用した確認や、運転者の状態を目視等で確認するほか、帰庫車両の運転席等を点検し、酒の空き缶、ビン類の有無を確認して、乗務中における飲酒の有無の確認を強化すること。

(2) 遠隔地における点呼では、適切な時期に点呼を執行し、アルコール検知器の使用を徹底するなど、休憩中の飲酒により飲酒運転を招かない管理体制を構築すること。

 

新久里浜式アルコール依存症スクリーニングテストについて

 神奈川県にあります独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターによって作られた日本人向けアルコール依存症のスクリーニングテストです。

 アルコール依存度のチェックにご活用ください。

 

啓発用資料

貸出用ビデオライブラリに新作「ストップ!車輪脱落事故~タイヤ交換作業の手順と方法」を追加しました

 大型車の車輪脱落事故は、大事故に繋がりかねない大変危険なものですが、令和2年度は131 件、令和3年度には123 件発生しており、そのほとんどが11月~2月の冬期間に集中しています。

 そのため、全日本トラック協会では、車輪脱落事故防止のため、タイヤ交換の正しい手順、方法についてのDVDを作成しました。

 当協会ではこのDVDを会員向けに貸出しすることとしましたので、ご活用いただきますようご案内申し上げます。

DVDの主な内容

・タイヤの取り外し
・ハブ面の点検と清掃
・ディスク・ホイールの点検と清掃
・ホイール・ボルトの点検と清掃
・ホイール・ナットの点検と清掃
・潤滑剤の塗布
・タイヤの取り付け
・ホイール・ナットの増し締め

収録時間は約19分です。

DVDの貸出については下記ページをご確認ください。

※ ご不明な点等ございましたら、青森県トラック協会業務部(電話 017-729-2000)までお問い合わせください。

※ 本DVDと同じものを会員所属支部を通じ全会員に1枚ずつ配布する予定としております。(11月頃を予定)

 

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第62回「正しい運転・明るい輸送運動」の実施について

 青森県トラック協会では、全日本トラック協会とともに年朱年始に向けた事故防止対策として、第62回「正しい運転・明るい輸送運動」を実施いたします。

 この運動は、交通・労働災害事故の防止、環境保全及び輸送秩序の確立により、円滑な輸送の達成を図り、年末年始の輸送繁忙期における安全、安心な輸送サー ビスを提供することを目的としています。

 今回の実施計画では、事業用トラックドライバーに対する飲酒運転の根絶について、 トラック運送業界として各種啓発活動を展開し、その再発防止に積極的に努めているが、依然、事業用トラックドライバーによる飲酒運転事案が発生していることから、 全ト協作成 「飲酒運転防止対策マニュアル(令和4年6月改訂)」を活用し指導を徹底する他、 車輪脱落事故防止について、全ト協作成「ストップ!車輪脱落事故~タイヤ交換作業の手順と方法~」等を活用し実効性のある再発防止対策を推進するよう盛り込みました。

 

運動期間

令和4年11月16日(水)~令和5年1月10日(火)

実施事項

(1) 飲酒運転の根絶
(2) 追突事故及び交差点における事故防止の徹底
(3) 過労運転防止の徹底
(4) 確実な点呼の実施
(5) 携帯・スマートフォンの使用禁止の徹底
(6) 健康診断の受診の徹底
(7) 荷役作業時の安全確保の徹底
(8) 高速道路における事故防止の徹底
(9) 車両の安全性確保の徹底
(10) 降積雪期における輸送の安全確保の徹底
(11) 正しい積付け・固縛方法の徹底
(12) エコドライブ及びアイドリング・ストップの徹底
(13) 運輸安全マネジメントの徹底
(14) 安全意識の高揚
(15) 輸送品質・サービスの向上

 本運動の趣旨を十分にご理解の上、下記実施計画により積極的に推進していただきますようお願い申し上げます。

 

運動の推進に当たっては、下記資料をご活用ください。

50両以上の会員の皆様へ~令和4年度 自動車点検整備推進運動における大型自動車の重点点検実施のお願い

 令和4年度 自動車点検整備推進運動における大型自動車の重点点検の実施について、東北運輸局青森運輸支局より通知がございました。

 大型自動車の重点点検については、国土交通省「令和4年度 自動車点検整備推進運動における大型自動車の重点点検の実施要領」において定められております。

 会員事業者のうち、青森県内に本社を有し、車両総重量8トン以上の事業用貨物自動車を50両以上保有している事業者につきましては、9月1日~11月30日の重点点検期間中に定期点検(3ヶ月点検または12ヶ月点検)を行う大型自動車について、重点点検項目を特に留意して点検し、その点検結果を別紙1.別紙3:重点点検報告様式に記入し、青森県トラック協会あて12月16日(金)必着にて郵送でご報告頂きますようお願い申し上げます。

 青森県トラック協会では、会員の皆様より提出された重点点検報告をとりまとめ、青森運輸支局へ回付いたします。

※ 期間中(9月1日~11月30日)に定期点検を実施した車両が存在しない場合についても、定期点検実施台数を「0台」として記入し、ご報告願います。

重点点検項目

 点検時期
3ヶ月点検12ヶ月点検

 




原動機燃料装置燃料もれ同左
電気装置電気配線接続部の緩み及び損傷同左
制動装置ホース及び
パイプ
漏れ、損傷及び取付状態同左
ブレーキ・チャンバ(トラックのみ)ロッドのストローク同左
機能

 

重点点検報告様式送付先

〒030-0111 青森市大字荒川字品川111-3
公益社団法人青森県トラック協会 重点点検係

お問い合わせ先

公益社団法人青森県トラック協会 業務部 電話017-729-2000

令和4年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施について

 「点検整備推進運動」については、年度を通して実施されているものですが、9月は「全国統一強化月間」、10月は東北運輸局管内における「地方独自強化月間」とされております。

 当協会ではこの強化月間にあわせ、下記実施計画に基づき、令和4年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」を展開いたしますので、事業用トラックの保守・管理を徹底していただきますようお願いいたします。

 尚、会員の皆様には重点実施項目(2)にございますエア・クリーナ・エレメント及びホイールナットの適正トルクでの締め付けについて、9月~10月の期間中に自主点検・整備の実施をお願いいたします。また、その結果を、「自主点検・整備実施状況 結果報告書」に記入し、令和4年11月4日(金)までに青森県トラック協会宛に提出願います。

令和4年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」
青森県トラック協会実施計画

1.目的

 トラック輸送は、今や国民の生活や経済に不可欠な存在である。一方、トラックによる交通事故は重大事故に繋がるおそれがあり、特に大型トラックでは、重大事故につながりかねない車輪脱落事故が多発しており、車輪脱落事故や不具合等による事故防止や、環境面においてもカーボンニュートラルをはじめとした地球温暖化等への配慮が求められている。

 このような状況の中、日常点検、定期点検などによる点検・整備の実施が義務付けられているものの、その実施状況は必ずしも十分とは言えず、不正改造の防止とともに、点検整備の確実な実施を徹底して行く必要がある。

 また、近年、急増している大型トラック(車両総重量8トン以上)の車輪脱落事故を防止するために、ホイールナットの緩みの点検の確実な実施が必要不可欠である。

 さらに、令和4年4月23日に北海道において、観光船の海難により乗員乗客が行方不明、死亡するという大変痛ましい事故が発生したことを踏まえ、トラック運送業界においても、輸送の安全の確保が最大の使命であることを改めて確認し、車両の点検整備を確実に実施しなければならない。

 このため、トラック運送業界として、より確実な点検整備を目指して、「トラック運送業界における点検整備推進運動」を展開する。

2.実施期間

 本運動は1年を通じて実施するものとするが、全国統一強化月間及び東北運輸局管内強化月間は次のとおりとする。

・全国統一強化月間

令和4年9月1日(木)から9月30日(金)までの1ヶ月間

・東北運輸局管内強化月間

令和4年10月1日(土)から10月31日(月)までの1ヶ月間

3.実施内容

(1)重点実施項目

 事業用トラックの定期点検(法定点検)の際には、次の重点点検項目について、確実な点検整備を行うものとする。

点検箇所点検時期
3ヶ月点検12ヶ月点検
原動機燃料装置燃料漏れ同左
電気装置電気配線接続部の緩み及び損傷 同左
制動装置ホース・パイプ漏れ、損傷及び取り付け状態同左
ブレーキ・チャンバ ロッドのストローク同左
機能

(2)強化月間における自主点検・整備の実施

 全国統一及び東北運輸局管内強化月間において、次の項目について事業用トラックの自主点検・整備を行う。

① 黒煙による環境汚染の防止

 黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等について点検・整備を実施する。

② 車輪脱落事故の防止

 車輪脱落事故の原因の8割はホイールナットの緩みと推定されていることから、重大事故につながる恐れの高い車輪脱落事故を防止するため、トルクレンチ等を使用してホイールナットが規定のトルクで締付けられているか、また、ディスクホイールやホイールボルトまたはナットから錆汁が出た痕跡がないか等について全車両(中型・小型含む)の点検・整備を実施する。

 なお、冬用タイヤへの交換後1ヶ月以内に車輪が脱落している傾向があることから、期間中に冬用タイヤへの交換を予定している場合には、規定トルクでの締付けについては、交換してから50~100km走行後に点検することが望ましい。

 また、ISO方式ホイールナットについては、規定トルクでの締付け後に、ホイールナットへのペイントマーキングやホイールナットマーカーを活用し、目視による日常点検が容易に行えるように処置する。

(3)報告

 上記(2)のうち、①のエア・クリーナ・エレメント及び②のホイールナットの適正トルクでの締め付けについて、9月~10月の期間中に自主点検・整備を行った結果を、別紙「結果報告書」に記入し、令和4年11月4日(金)までに青森県トラック協会宛に報告を行うものとする。

 

【参考資料】

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公益社団法人青森県トラック協会 業務部 電話 017-729-2000