令和2年度「トラック運送業界における不正改造車排除運動」について

 暴走行為、過積載等を目的とした不正改造車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因の一つとなっています。

 特に、部品の取付けや取外しによって保安基準に不適合となったものの、違法であるとの認識のないままに改造を行っている自動車使用者のほか、自動車使用者に保安基準に適合しない自動車を販売するため車検時に基準適合させつつ車検後に部品の取付けや取外しする不正改造を行う事業者、更にはそのような不正改造車について、検査での合格を強要する悪質な事業者もいる状況にあり、依然として、令和元年においても、大型トラックの荷台上部に「不正なあおり」を付ける不正改造をし、道路運送車両法違反の疑いで書類送検された事案が発生しているところです。

 そのため国土交通省を中心として「不正改造車を排除する運動」が展開されますが、全日本トラック協会においても各都道府県トラック協会と協力し、「トラック運送業界における不正改造車排除運動」を積極的に展開いたします。

 なお、本運動は年間を通して実施されますが、今後、東北運輸局、青森運輸支局等と調整のもと、県内における強化月間を設ける事としています。(強化月間の実施についてはあらためてお知らせいたします。)

 各事業者においては、下記重点項目及び基本項目に留意し、本運動に取組んでいただきますようお願い申し上げます。

《不正改造車排除重点項目》

(1) マフラーの切断・取り外し及び騒音低減機構を容易に取り外せる等の基準不適合マフラーの装着
(2) タイヤ及びホイール(回転部分)の車体外へのはみ出し
(3) 大型貨物自動車の速度抑制装置の取外し、解除又は不正な改造、変更等
(4) 前面ガラスならびに運転者席及び助手席の窓ガラスへの着色フィルム等の貼付(貼付状態で可視光線透過率 70%未満)

《不正改造車排除基本項目》

(1) 前面ガラスへの装飾板の装着
(2) 直前直左の周辺状況を確認するための鏡、又はカメラ及び画像表示装置の取外し
(3) 灯光の色が不適切な灯火器及び回転灯等の取付け並びに保安基準上、装備が義務化されている灯火器(例:側面方向指示器)の取外し
(4) 土砂等を運搬するダンプ車の荷台にさし枠の取付け及びリアバンパ(突入防止装置)の切断・取外し
(5) 基準外のウイング(エア・スポイラ)の取付け
(4) シートベルト警報装置を解除する用品等の取付け

(7) 不正な二次架装

 各事業所での運動への取り組みに当たっては、下記自主点検表をご活用ください。

「全日本トラック協会 インターンシップサイトへの登録のご案内」及び「インターンシップ導入促進支援事業助成金」について

 全日本トラック協会では、若年労働者確保対策の一環として、ホームページに「インターンシップサイト」を設け、学生による職場体験、いわゆる「インターンシップ」受け入れ事業者の登録を募集しております。

 また、この「インターンシップサイト」に登録し、一定条件を満たした上で、実際にインターンシップ受け入れを行った場合に、会員事業者に対し助成金が交付される制度もございます。

 つきましては、インターンシップ受入れについてご検討いただくとともに、下記要領にて「インターンシップサイト」にご登録頂き、ご活用くださいます様お願い申し上げます。

 

1.「インターンシップサイト」への登録方法

(1) 下記リンク先「JTAインターンシップサイト」をクリックします。

(2) 「JTAインターンシップ」ページが表示されますので、「インターンシップ受け入れ事業者 情報登録」(青色のバナー)をクリックして下さい。

(3) 必要事項を入力したら一番下にある「次へ」をクリックします。確認画面が表示されますので、間違いがないかを確認し「完了」をクリックして下さい。これで登録は終了です。

2.インターンシップ応募の流れについて

 高校生については、学校からトラック運送事業者宛てに申込の連絡が行くことになります。専門学校生、短大生、大学生については、学校または学生本人から直接トラック運送事業者宛てに申込の連絡が行くことになります。

 インターンシップ受入れを行う際には、下記資料をご参考としてください。

3.インターンシップ受け入れを行った場合の助成金について

 高等学校以上の教育機関からインターンシップ受入し、次の条件を全て満たしている場合に全ト協から助成金が交付されます。

(1) 青ト協会員で、中小企業基本法における中小企業者(資本金3億円以下又は従業員数300人以下)であること。

(2) 「JTAインターンシップ」ページの「インターンシップ受け入れ事業者」に登録をしていること。

(3) インターンシップ受入れ期間が3日間以上であること。

(4) インターンシッププログラムに次のものを含むものであること。

① 点呼や日常点検等安全運行に向けた取組みの見学等。
② 乗務体験(学校側からの要請もしくは社内規定で乗務体験を含まない場合を除く。)

 なお、交付要綱等の詳細は下記リンク先をご覧ください。

4.助成額及び申請方法等

(1) 助成額は次の通りです。

① インターンシップ受入れ期間 3日間   9万円
② インターンシップ受入れ期間 4日間   11万円
③ インターンシップ受入れ期間 5日間以上 13万円
※ 但し、上記受入れ期間は同一学生に対する受入れ期間とし、受入れ人数にかかわらず上記の助成額とする。


(2)助成対象となるインターンシップ受け入れ期間

 令和2年4月1日以降に受け入れを開始し令和3年2月28日まで受け入れを終了すること。

(3)申請書類等

 所定の申請様式がございますので、インターンシップ受け入れが決まりましたら、青森県トラック協会業務部(電話 017-729-2000)までお問い合わせください。
 また、実施報告(助成金請求)時に、高等学校等の教育機関からのインターンシップ受入依頼文書などの受入状況が分かる書類のコピー及び、インターンシップ受け入れ時のカラー写真が必要となります。
 尚、書類提出締め切りは令和3年3月2日までです。

5.その他

・インターンシップサイトへの登録は会員事業者に限らせていただきます。

・インターンシップサイトへの「登録のみ」は中小事業者以外でも可能ですが、助成対象とはなりませんのでご留意ください。 

※ お問合せ先:公益社団法人青森県トラック協会 業務部 電話 017-729-2000

令和2年度ドライバー等安全教育訓練促進助成制度について

 全日本トラック協会および各都道府県トラック協会では、トラックドライバー、安全運転管理者等の安全教育訓練の受講を促進するため、安全教育訓練の受講に対して助成を行っています。

 このたび、令和2年度の助成対象訓練につきまして、日程及びカリキュラムが発表となりました。

 受講をご希望の会員事業者は、まず青森県トラック協会業務部(電話017-729-2000)にご連絡いただき、助成金交付の可否及び人数についてご確認ください。その後、各研修施設に日程等をお問い合わせの上、研修の予約をお願いいたします。

※ 研修施設の連絡先電話番号は、下記「助成制度のご案内」9ページに記載

 尚、令和2年度トラックドライバー等安全教育訓練受講料助成交付要綱・様式等については、策定次第あらためてお知らせいたします。

 

動画配信による特殊車両通行許可制度講習会のお知らせ(配信期間・3月13日~4月3日)

 特殊車両通行許可制度における最近の法令・通達改正についての講習が開催されます。
 前回まではTV会議システムによる中継講習とYouTube動画配信の二つの方法で講習が行われてきましたが、今回からはYouTube動画配信のみの講習となります。
 約3週間動画配信期間がありますので、自社のパソコン等でご都合のつくときにご覧いただけます。

配信期間

令和2年3月13日(金)10:00頃~令和2年4月3日(金)17:00
※ 動画アップロード時の通信状況の都合等により時間は前後します。

公開ページ・資料掲載先

※ 会員専用ページにアクセスするには、全日本トラック協会機関紙「広報とらっく」最新号一面右上に記載のパスワードが必要となります。

講習内容

① 大型車両に関わる最近の法令・通達改正状況について
② 今後の改正について 等

受講対象

特殊車両について基礎知識のある方

お問合せ先

(公社)青森県トラック協会 業務部 白川 電話017-729-2000

貸出用ビデオライブラリ(会員専用)にドライバー及び運行管理者教育用DVD3作品を追加しました

 会員向けの貸出用ビデオライブラリに、ドライバー及び運行管理者教育用DVD3作品を追加しましたのでお知らせいたします。
 貸出ご希望の会員は、ビデオ・DVD貸出申込書に必要事項をご記入の上、青森県トラック協会宛ファックスにてお申し込みください。

 なお、貸し出し中の場合がありますので、その際はご担当者様へ連絡させて頂き、貸出日の調整等を行う場合がありますのでご了承ください。

タイトル:あおり運転~加害者にも被害者にもならないために

番号:事故防止-63

主な内容

① 運転中は感情のコントロールが大切
 ・「あおり運転」をする心理
 ・運転中イライラしてしまったときの心を静めるテクニック
② 加害者にも被害者にもならないために
 ・「あおり運転」にあたる行為とは
 ・加害者にも被害者にもならないために(車間距離、パッシング、クラクション等)
③「あおり運転」の被害にあった場合の4つの対処方法
 ・安全な場所へ避難
 ・窓とカギを閉め車から降リない
 ・警察に通報
 ・記録する

収録時間 16分

タイトル:防衛運転7つのポイント~事故を起こさない 起こさせない

番号:事故防止-64

主な内容

■防衛運転とは
■防衛運転 7つのポイント
① 運転前に体調確認
② 歩行者 自転車がいる場合
③ 危険の多い交差点
④ 死角の危険
⑤ ながら運転をしない
⑥ 車間距離に注意
⑦ 駐車場に潜む危険

収録時間 18分

タイトル:やっていますか?安全点呼~トラック運送事業者のための正しい点呼の実施方法

番号:事故防止-65

主な内容

I 乗務前点呼
 ① 酒気帯びの有無の確認
 ② 健康状態の確認
 ③ 日常点検結果の確認
 ④ 携行品の確認
 ⑤ 服装・身だしなみのチェック
 ⑥ 安全運行を行うための指示
Ⅱ 中間点呼
 ① 運行状況の確認と安全運行の指示
 ② 健康状態の確認
 ③ 酒気帯びの有無の確認
 ④ その他 運行指示書の変更、報告事項など
Ⅲ 乗務後点呼
 ① 車両状況、道路状況の確認
 ② 運行状況、健康状態の確認
 ③ 酒気帯びの有無、翌日運行の確認

収録時間 18分

この他にも様々なドライバー・従業員教育用ビデオ・DVDをご用意しております。詳しくは下記ページをご覧ください。

 

プロドライバーの皆様へ~ やめよう!「車内ゴミのポイ捨て」

 公共道路を使用して輸送サービスを提供するトラック運送業界にとって、道路環境の美化・保全が責務であるのに対し、心無いトラックドライバーによる車内ゴミの「ポイ捨て」は、沿道住民に多大な迷惑を及ぼす悪質な行為として、ドライバーや業界のモラルが内外に問われています。

 青森県トラック協会では、毎年10月9日のトラックの日を中心に、各地域の支部による幹線道路沿いの清掃活動を県内各地にて実施していますが、毎回大量のゴミが回収されており、トラックドライバーの皆様に車内ゴミのポイ捨て防止を呼びかけているところです。

 運送業にとって、道路は大切な職場です。職場を安全で快適な場所にするため、ゴミのポイ捨ては絶対にしないよう、ご協力をお願い致します。

 

 
トラック協会会員による清掃活動

 

「過労死等防止・健康起因事故防止セミナー」を開催します/2月17日(月)青森県トラック協会研修【終了しました】

 トラック運送業界の過労死等の防止並びに健康起因事故の低減を図ることを目的に、昨年度に引き続き、経営者、運行管理者等を対象とした標記セミナーをカリキュラムを一部追加して実施することといたしました。

 また、セミナー終了後に青森産業保健総合支援センター様にご協力をいただき、個別の相談をお受けする時間も用紙しておりますので、ご活用のほど併せてご案内いたします。

 業務ご多忙の折りとは存じますが、ご参加賜ります様ご案内申し上げます。

日時

令和2年2月17日(月)13:30~16:30

場所

青森県トラック協会研修センター
青森市荒川品川111-3 電話:017-729-2000)

主催・共催

・公益社団法人全日本トラック協会・公益社団法人青森県トラック協会
・陸上貨物運送事業労働災害防止協会
・独立行政法人労働者健康安全機構 青森産業保健総合支援センター

内容・講師

〇健康増進法の一部改正について
講師 フィリップモリスジャパン合同会社

〇過労死等の実態
講師 陸上貨物運送事業労働災害防止協会 安全管理士

〇過労死等防止計画
講師 (公社)全日本トラック協会 交通・環境部 

〇ドライバーの健康管理
講師 青森産業保健総合支援センター 相談員

対 象

経営者及び運行管理者

受講料

無料

その他

 セミナー終了後の産保センターの相談員による個別相談を受け付け致しますので、ご希望の方は、あらかじめ参加申込書にご記入の上お申し込みください。

申込方法

 下記リンクより参加申込書をダウンロードし、2月10日(月)まで青森県トラック協会にファックスにてお申込みください。

お問合せ先

(公社)青森県トラック協会 業務部 電話017-729-2000

 

 

中小トラック運送事業者のためのIT活用セミナーを開催します!/2月7日(金)【終了しました】

 業界の人材不足対策の一環として、中小トラック運送事業者における情報化推進による生産性の向上を支援すべく、ITの活用方法や生産性向上に資するIT機器類を紹介するセミナーを全日本トラック協会との共催にて開催いたします。
 つきましては、業務ご多忙の折、誠に恐縮とは存じますが、ご参加くださいます様ご案内申し上げます。

 

日時

令和2年2月7日(金)13:30~16:00

場所

青森県トラック協会 三八地区研修センター
八戸市長苗代化石26-11 電話:0178-28-2131

対象者

中小トラック運送事業者の経営者及びシステム担当者等

講師

近代経営システム研究所 代表 森高 弘純 氏

内容

(1)ITの活用方法(活用のメリット、効果的なシステムの策定)
(2)生産性向上に向けたIT機器の紹介
(3)全ト協車両原価計算シートの活用
(4)中小トラック事業者の情報セキュリティ対策

申込方法

下記「参加申込書」を青森県トラック協会事務局宛へファックス(017-729-2266)にて1月31日(金)までにご連絡ください。

お問合せ先

(公社)青森県トラック協会 業務部 電話 017-729-2000