~トラックは、生活(くらし)と経済のライフライン~
世界有数の経済大国であるわが国では、多数の企業が活発な産業活動を展開しており、こうした企業の物流を根底で支えているのが国内貨物の9割を担うトラック輸送です。わが国は経済規模や人口に比べて国土が狭く、品質や時間に厳しい企業の輸送ニーズが、機動性に富むトラックに一層集中する傾向にあります。
また、船舶をはじめ鉄道や航空輸送においても、幹線輸送の前後の集配についてはその大半をトラックが担っており、トラック輸送は国内物流の基幹的役割を果たしています。
大規模な自然災害時にも、トラックが機動力を発揮して緊急物資を輸送することで国民の生命を守る「ライフライン=命綱」としての役割を担っていることは、東日本大震災でも改めて浮き彫りになり、今後、発生が予想されている首都直下地震や南海トラフ巨大地震に備える「災害に強い物流」を構築する際にも、中心的な役割が期待されています。
日本のトラック輸送産業の市場規模は14兆円を超えていましたが、08年度のリーマンショック以降の世界的な不況や国内生産の減少などによって11兆円台まで減少しています。トラック運送事業者の99%は中小企業が占めており、近年の厳しい経済環境のもとで個々の事業者の経営も一層厳しさを増しています。
自動車関係諸税や高速道路料金、燃料価格高騰などの負担が重く事業者にのしかかり、加えて、最近は少子高齢化時代のなかで若年労働者の確保が困難になりつつあるなど、様々な課題も抱えています。
私たち「緑ナンバートラック」は「社会との共生」を命題とし、「安全で安心な輸送サービスを安定的に提供し続けること」を社会的使命と考えています。このため、常に「安全」を最優先課題とし、環境対策や労働対策などとともに、産業の将来に向けた様々な取り組みを進めています。