日本経済と国民のくらしを支えるトラック輸送が、もしも止まってしまったら、私たちが住む街はどうなってしまうでしょうか。
その役割について分かりやすく伝えるため、「もしもトラックが止まったら」という視点で、公益社団法人全日本トラック協会が制作したアニメーション動画です。
事業用トラックと自家用トラック
トラックのナンバープレートの色は用途により異なります。 緑ナンバーはお客様の荷物を有償で運ぶ「事業用トラック」、 白ナンバーは自社の荷物を自社の車で運ぶ「自家用トラック」です。(事業用トラックは「営業用トラック」と呼ばれることもあります。)
事業用トラックで運賃料金をもらう「貨物自動車運送事業」を行うためには、国土交通大臣の許可が必要で、自家用トラックを使用して有償で他人の荷物を運ぶ行為は法律違反となります。
物流の主役はトラック
国内の貨物総輸送量は、令和5年度では年間約41億トン、トンキロ換算では約4,020億トンキロで、そのうちトラックの輸送分担率はトンベースで91.7%、トンキロベースでは57.1%となります。
輸送トン数の推移をみますと、全ての輸送機関合計の輸送量は微減していますが、トンベースで営業用トラックが平成10年度以降トップを占めています。一方、トンキロベースでみた場合は、平成18年度に内航海運と並んだあと、双方とも減少または横ばいが続き、近年は営業用トラックが増加傾向に転じ内航海運との差が拡大しています。
※トンキロ=トン数に輸送距離を乗じてその仕事量をあらわした単位で、1トンのものを10キロメートル輸送したときは10トンキロとなる。
進む営自転換
令和5年度に我が国で登録されているトラック車両数の合計はおよそ781万両で、そのうちトレーラを含めた緑ナンバーの営業用トラックは150万両で、全体に占める割合は19.2%でとなっています。一方、営業用トラック輸送分担率をみると、輸送トン数ではトラック輸送量全体の66.2%を占め、自家用トラックのおよそ2倍、輸送トンキロ数では営業用トラックが88.2%とほとんどの輸送を担っています。
稼働効率の指標である「実働1日1車当たり輸送トンキロ」でみると、営業用トラックは自家用トラックのおよそ10倍の輸送効率を示しており、環境負荷の低減、消費エネルギーの削減、トラック積載率向上の観点からも自家用から営業用への転換が進んでいます。
※ データ出典:全日本トラック協会発行「日本のトラック輸送産業 現状と課題2025」