国土交通省 物流・自動車局より、事業用自動車事故調査委員会が公表した「事業用自動車事故調査報告書」について、周知の依頼がありました。
今回公表された事案は、中型トラックの運転者が、当初計画以上の荷下ろし作業で疲労し、眠気を感じながらも休憩場所を探しながら運行していたことにより前方への注意力が低下し、バス停留所に停止していた乗合バスに追突した事故です。
この事案は、荷役作業量を考慮した運転者の負担とならない運行計画の作成・指示をしていないことなど、不適切な運行管理が原因のひとつと考えられております。
各事業者(所)においては、今後同種の事故を未然に防止するため、より一層の安全運行に努めていただくようお願いします。
【事故概要】
・日時:令和3年10月18日13時01分頃
・概要:中型トラックが国道48号を走行中、バス停で客扱いのため停車していた乗合バスに追突し、乗車しようとしていた乗客2名を路上に転倒させ、うち1名を車両下部に巻き込み、さらに歩道に乗り上げて停車した。この事故により、乗客2名が重傷(うち1名は約1年後に死亡)、運転者2名が軽傷を負った。
下記リンクから、事業用自動車事故調査報告書をダウンロードし、ドライバー教育用資料などにご活用ください。
【国土交通省報道発表資料】
【参考】
- 事業用自動車事故調査委員会 公表済みの報告書(国土交通省)