事業用自動車事故調査報告書の公表について|国土交通省 物流・自動車局

 国土交通省より、事業用自動車事故調査委員会が公表した「事業用自動車事故調査報告書」について、周知の依頼がありました。

 つきましては、今後同種の事故を未然に防止するため、本趣旨をご理解のうえ再発防止に積極的に取り組まれ、輸送の安全に万全を期すよう、お願い申し上げます。

【事故概要】

○ 日時

令和3年12月16日7時37分頃

○ 概要

信号機が設置された十字路交差点において、大型トラクタ・トレーラが左折する際、左折方向の横断歩道を青信号に従って横断していた小学生に衝突し、トレーラで轢過。この事故により、小学生が死亡した。

【原因】

〇運転者

・横断歩道の手前で一時停止または徐行するなどして横断歩道周辺の交通状況を十分に確認しないまま左折進行。

〇 事業者・運行管理者

・指導・監督指針に基づく運転者に対する教育が不十分
・ 死角範囲や内輪差といった車両の特性等に合わせた安全運転の確保は運転者の経験任せ

【再発防止策】

〇特に左折時に歩行者等を見かけたときは、その動静に細心の注意を払いつつ、横断歩道手前で必ず一時停止して、安全を十分確認した上で進行運転者

〇指導・監督指針に基づき、運行の安全を確保するために必要な教育を定期的に実施するなど、適切な運行管理を徹底。→事業者

〇死角範囲や内輪差といった車両の特性等を踏まえた安全確認の方法や運転操作
に対する指導の徹底。→事業者・運行管理者

 

◆重要調査対象事故

(発出文書)

(国土交通省報道発表資料)

(参考)