「交通事故、労働災害事故防止コンクール」を実施します(令和5年9月~令和6年2月)

 今年も秋の輸送繁忙期及び冬期間をとらえ、下記実施要綱及び実施要領の通り、交通事故、労働災害事故防止コンクールを全会員、全従業員を対象に実施することと致しました。
 つきましては、この主旨に賛同参加され、全会員、交通、労働災害事故「0」を目指し、自己防止に万全を期されるようお願い申し上げます。

※本コンクールによる表彰は、貨物自動車運送適正化事業実施期間が実施している貨物自動車運送事業安全性評価事業「Gマーク」を申請する際の加点対象にもなりますのでご活用ください。
※報告書、自認書の提出は、所属支部へお願い致します。

 

交通事故、労働災害事故防止コンクール実施要綱

第1条 目的

 安全輸送は、トラック事業にとって企業防衛であると同時に、社会的責務をともなっている。
 我々トラック業界は、秋の輸送繁忙期及び冬期間をとらえ、業界ぐるみで交通事故、労働災害防止運動を展開し、会員相互の連帯意識と安全思想の高揚を図るとともに、安全で明るい輸送を達成することを目的とする。

第2条 実施期間

本年9月1日から翌年2月末日まで6ヶ月

第3条 重点目標

1.過積載運行、過労運転の防止
2.シートベルト着用の徹底
3.違法駐車の排除
4.追突事故の防止
  (1)わき見運転及びいねむり走行の排除
  (2)安全な車間距離の保持
  (3)安全な速度の励行
5.交差点での安全確認
6.車両の適正管理と点検整備の励行
7.確実な点呼と的確な指示
8.高齢者、若年者の交通事故防止
9.交通マナーアップの徹底
10.飲酒及び酒気帯び運転の徹底追放
11.荷役作業中の墜落、転落及び転倒等の事故防止

第4条 主催

公益社団法人青森県トラック協会
陸上貨物運送事業労働災害防止協会青森県支部

 

交通事故、労働災害事故防止コンクール実施要領

1.参加事業所

公益社団法人青森県トラック協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会青森県支部会員とする。

2.実施の単位

本コンクールへの参加は事業所単位とする。

3.優良事業所の条件

次の各項目(1)~(4)全てに該当する事業所とする。

(1)交通及び労働災害事故に関し、次の有責事故皆無事業所であること。
   ア.死亡事故(死亡災害)
   イ.14日以上の入院を伴う交通事故
   ウ.休業4日以上の労働災害事故
   工.総額200万円を超える物損(自動車、積載物、家屋その他の物件の損害)事故
   オ.車両の転覆、転落、火災及び踏切事故
(2)積極的に交通及び労働災害事故防止運動を実施した事業所であること。
(3)重点事項に関して、運輸・警察・労働当局から行政及び刑事上の処分を受けたことのない事業所であること。
(4)交通及び労働災害事故防止に関し、他の模範と認められる事業所であること。

4.事業所の成果報告書提出

(1)優良事業所の条件に該当する事業所にあっては、期間終了後、交通事故・労働災害事故防止コンクール成果報告書(別添様式)を令和5年3月10日(金)までに当該支部長宛提出するものとする。尚、期日は厳守すること。

(2)前記報告書の提出にあたっては、有責事故皆無の自認書(報告書と併用)を作成すること。

5.優良事業所候補の推薦

 本部及び各支部長は、事業所から提出された有責事故皆無事業所について、報告の内容及び優良事業所の条件各項について評価し、推薦に価すると認めたものを優良事業所
候補として3月末日(期限厳守)までに協会宛推薦するものとする。

6.優良事業所の選考及び決定

(1)選考及び決定は、交通対策・労務厚生委員会の審議を経て公益社団法人青森県トラック協会会長(以下、会長という)が行う。
(2)交通対策・労務厚生委員会は、関係機関から意見を聴く。

7.表彰

(1)公益社団法人青森県トラック協会は、第6項により選考された事業所に対して表彰を行う。
(2)本コンクールの表彰は会長名にて行う。
(3)第6項にて優良事業所として選考された事業所を、公益社団法人青森県トラック協会及び陸上貨物運送事業労働災害防止協会青森県支部総会において表彰する。

8.実施上の留意事項及び広報活動

(1)趣旨の周知徹底

 各社・事業所では、朝礼、社内報等を利用し、本コンクール実施の趣旨を従業員一人ひとりに周知させること。

(2)運行及び積荷の実態に応じた効果的な推進

 重点項目を推進するにあたっては、運行距離、運行地域、運転者の年齢、運転経験、車種別等の運行実態及び、積荷、荷役作業等の実態を十分勘案の上、従業員数、車両数等に応じて事業所ごとにキメ細かな方法で行うこと。

(3)書簡による事故防止の推進

 事業所ごとに従業員、特に運転者の家族に対して書簡を送り、本コンクールの実施を周知させるとともに協力を呼びかけ、事業所・家族ぐるみで推進すること。
 実施に際しては、事業所の実情に応じ、例えば書簡を給料袋に同封、各家庭に郵送、管理者、先輩等による家庭訪問配布など効果のあがる方法に配慮すること。

この記事のお問合せ先

青森県トラック協会業務部 電話017-729-2000

2023年8月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : n.kasai

青森県トラック協会女性協議会主催「トラックドライバーの健康管理」に関する講習会開催のご案内|9月21日(金)

 女性協議会が主催する「トラックドライバーの健康管理」に関する講習会を開催いたします。

健康管理の危険性、大切さを学び、ご自身、また、所属される運転者の方の健康管理に役立てて頂ける知識を取得いただければと思います。

 女性協議会主催初めての研修会となります。業務ご多忙とは存じますが、是非ご参加をお待ちしております。

 

日 時

令和5年9月21日(木)13:30~15:00

場 所   

 

青森県トラック協会 研修センター 
(青森市荒川品川111-3)(googlemap)

講 師

医療法人内科おひさまクリニック 
院長 冨山 月子 先生

【プロフィール】

 大学卒業後、県内の公立病院の内科医として勤務。24時間対応の働き方をしていたが、子育てと介護が重なったことをきっかけに、自分で時間を調節して働ける開業医の道を選択し、現在青森市橋本にて糖尿病を中心とした生活習慣病の治療をおこなっている。

 

内 容  

生活習慣病や健康リスクを学び、より安全に運転を行えるよう、長時間運転・不規則な生活スタイルとなる運転者への健康管理指導に役立つ知識を習得する。

対 象    

青森県トラック協会 女性会員

申込方法     

下記「参加申込書」に必要事項をご記入の上、青ト協までFAX(017-729-2266)までお申込みください。

申込期限   

令和5年9月6日(水)

 

お問合せ先

(公社)青森県トラック協会 業務部 白川(電話 017-729-2000)

 

 

                    

青森県主催による 「トラック運送業経営者のための、いちばん優しい事業承継セミナー」 開催のご案内

 小企業経営者の高齢化が進み、団塊世代の引退は目前となっており、これを放置すれば、会社の経営破綻や従業員の職場を失うだけでなく、御社がこれまで蓄えた技術やノウハウも喪失されることとなります。

 事業承継にはある程度の時間が必要ですが、円滑な世代交代が行われれば事業の活性化も期待されます。会社経営の維持・活性化のため、事業承継は喫緊の課題です。

 そのため、青森県では、当協会との共催により、地域の雇用を維持・確保する観点からも、トラック運送業に特化した内容である 「トラック運送業経営者のための、いちばん優しい事業承継セミナー」を、下記のとおり開催することとしましたので、ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

※ 青森県トラック協会会員以外も参加できます。

◆ 事前説明動画

事業承継セミナーの概要と事業承継のポイントの解説動画をご紹介します!(約6分)

 

1.開催日時

令和5年9月13日(水) 14:30~16:30

2.場所

青森県トラック協会 研修センター 2階 大研修室
青森市大字荒川字品川111-3 電話 017-729-2000

3.内容

① 経験者に学ぶ!
② 会社の未来予想図をつくる!(ワークショップ)
③ 無料個別相談(セミナー終了後)
※ 詳細はこちら「チラシ」をご覧ください。

4.対象者

事業承継を検討されているトラック運送事業経営者、後継者及びその候補者や家族
定員 50名 参加費は無料です。

5.申込方法

① ファックスでのお申込み
下記リンク先チラシ2ページ目の「参加申込書」に必要事項を記入し、事業承継センター事務局あてファックスまたはメールにてお申し込みください。

② WEBフォームでのお申込み
下記リンク先下部のWEBフォームからお申し込みください。

6.お問合せ先

事業承継センター株式会社(セミナー委託先)
TEL:03-5408-5506 受付時間:平日9:00~17:00

 

【関連リンク】

令和5年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」の実施について

 「トラック運送業界における点検整備推進運動」については、年度を通して実施されているものですが、9月は「全国統一強化月間」、10月は東北運輸局管内における「地方独自強化月間」とされており、特に重点をおいて実施することとしています。

 つきましては、「令和5年度 トラック運送業界における点検整備推進運動」公益社団法人青森県トラック協会実施計画に基づき、事業用トラックの点検整備を徹底していただきますようお願いいたします。

 なお、3.実施内容(2)のア.において実施されました自主点検・整備結果につきましては、「結果報告書」にご記入し、11月6日(月)までに青森県トラック協会宛ファックスにてご報告いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

 また、昨年度までは、車両総重量8トン以上の自動車を50両以上保有する事業者について、「自動車点検整備推進運動における大型自動車の重点点検」結果を各運輸支局等に報告しておりましたが、今年度より実施しないこととなりましたので申し添えます。

令和5年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」
公益社団法人青森県トラック協会実施計画

1.目的

 トラック輸送は、今や国民の生活や経済に不可欠な存在である。一方、トラックによる交通事故は重大事故に繋がるおそれがあり、特に大型トラックでは、重大事故につながりかねない車輪脱落事故が多発しており、適切なタイヤ脱着作業や増し締め等の保守管理等の事故防止対策とともに、環境面においてもカーボンニュートラルをはじめとした地球温暖化等への配慮が求められている。

 このような状況の中、日常点検、定期点検などによる点検・整備の実施が義務付けられているものの、その実施状況は必ずしも十分とは言えず、不正改造の防止とともに、点検整備の確実な実施を徹底して行く必要がある。

 また、近年、急増している大型トラック(車両総重量8トン以上)の車輪脱落事故を防止するために、ホイールナットの緩みの点検の確実な実施が必要不可欠である。

 このため、トラック運送業界として、より確実な点検整備を目指して、「トラック運送業界における点検整備推進運動」を展開する。

2.実施期間

 本運動は1年を通じて実施するものとするが、全国統一強化月間及び東北運輸局管内強化月間においては、特に重点をおいて実施する。

・全国統一強化月間
 令和5年9月1日(金)から9月30日(土)までの1ヶ月間

・東北運輸局管内強化月間
 令和5年10月1日(日)から10月31日(火)までの1ヶ月間

3.実施内容

(1)法定定期点検項目における重点点検項目

ア.法定定期点検項目のうち、以下に掲げる点検項目を重点点検項目とする。

重点点検項目

点検箇所点検時期
3ヶ月点検12ヶ月点検
原動機
・燃料装置
燃料もれ同左
電気装置
・電気配線
接続部の緩み及び損傷同左
制動装置
・漏れ、損傷及び取り付け状態
漏れ、損傷及び取り付け状態同左
制動装置
・ブレーキ・チャンバ
ロッドのストローク同左
機能

イ.トラック運送事業者が保有する全ての大型貨物自動車について、本運動強化月間及び、地方独自強化月間中、法定点検時期の有無にかかわらず、一回以上、ホイール・ナットの緩みの重点点検を実施する。また、冬用タイヤへの交換後1ヶ月以内に車輪が脱落している傾向にあることから、冬用タイヤへの交換を予定している場合には、冬用タイヤ交換後に点検することとする。

 なお、国土交通省が策定する大型車の車輪脱落事故防止にかかる「緊急対策」のトラック業界が取り組む実施事項と併せ、全ト協作成の「ストップ!車輪脱落事故~タイヤ交換作業の手法と方法~」の啓発資料活用により、日常点検及び定期点検の確実な実施に努める。

【参考リンク】

(2)強化月間における自主点検・整備の実施

 全国統一及び東北運輸局管内強化月間において、次の項目について事業用トラックの自主点検・整備を行う。

ア.黒煙による環境汚染の防止

 黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等について点検・整備を実施する。

イ.DPF(黒煙除去フィルタ)等の後処理装置付き車の正しい使用

 国土交通省ウェブサイト「DPF(黒煙除去フィルタ)等の正しい使用方法について」等を参考に、DPFに堆積したアッシュ(灰分)の定期的な点検・清掃の実施とともに、低硫黄軽油(S10)の使用、メーカー指定のエンジンオイルの使用等、DPF装着車両の正しい使用方法を徹底する。

【参考リンク】

(3)報告

 上記(2)の ①で実施したエア・クリーナ・エレメントの自主点検・整備について、9月~10月の期間中に実施した結果を、「結果報告書」に記入し、令和5年11月6日(月)までに青森県トラック協会宛に報告を行うものとする。

以上

※ 昨年度まで、「(2)強化月間における自主点検・整備の実施」において展開しておりました「ホイールナット締付状態の自主点検・整備」及びその報告については、令和5年10月から予定している「車輪脱落事故防止キャンペーン」で実施することとしています。

 

関連リンク

お問い合わせ先

公益社団法人青森県トラック協会 業務部 電話 017-729-2000

令和5年度引越基本・管理者講習を開催します/基本講習9月11日(月)・管理者講習9月12日(火)

 引越事業に関して引越利用者サービスレベルアップを図ることを目的とした引越基本講習、管理者講習を下記の通り開催いたします。

 なお、引越基本講習は、引越管理者講習を受講するために必要な講習となっております。

 また、引越管理者講習は「引越事業者優良認定制度」認定条件の一つとなっておりますの、認定の継続または今後認定取得予定である場合は必ず受講してください。

 

日 時

【引越基本講習】 
 令和5年9月11日(月)10:00~16:00(予定)
【引越管理者講習】
 令和5年9月12日(火)10:00~16:00(予定)

※ 受付時間 9:30~9:50(両日とも)
※ 基本講習未受講の方で管理者講習のみの受講はできませんのでご注意ください。

場 所

青森県トラック協会研修センター
住所 青森市荒川品川111-3 
電話 017-729-2000

 

受講対象者

【引越基本講習】 
 引越業務実務経験者(予定される方も含む)

【引越管理者講習】(3年毎の受講が必要)
 2005年以降の全ト協統一形式基本講習を受講された方

※ 2020年度以前に修了された方は、本年度が更新・再受講が必要になります。

受講料

  • 協会会員 2,000円/1名
  • 非協会員 3,500円/1名

※ 講習当日のお支払いになります
※ なるべくお釣りが出ないよう準備をお願い致します。

申込方法

 それぞれ受講される様式をダウンロードし、必要事項を記入して青森県トラック協会へ郵送ください。

《郵送先》
 〒030-0111 青森市荒川品川111-3
(公社)青森県トラック協会 引越講習係 宛

 ※ 締め切り後の受付は一切致しませんのでご注意ください。
 ※ 両方の講習を受講される場合は、それぞれ申込書の送付をお願い致します。
 

申込締切

令和5年8月18日(金)必着

持ち物

【基本講習】

□筆記用具(講習最後にテストを行いますので、赤ペンもご持参ください。)

【管理者講習】

□筆記用具
□名刺(複数枚)名刺交換をする場面があります。
□自社で使用している見積書(様式)

 

※ご不明な点は、青森県トラック協会業務部(電話017-729-2000 担当:白川)までお問い合わせください。

飲酒運転防止の徹底について

 事業用トラックドライバーに対する飲酒運転の防止については、トラック運送業界として各種啓発活動を展開し、その再発防止に積極的に努めているところですが、本年6月末現在、東北運輸局管内で4件発生しており最近の事業用トラックの飲酒事故は未だ根絶には至っておりません。(添付資料参照)

 本年4月4日には、青森県内に事業所を置く一般貨物自動車運送事業者が、岩手県内県道トンネルを走行中に側壁に接触、その衝撃でセンターラインを越え対向車と衝突した事故があり、運転者が搬送された病院で高濃度のアルコールが検出され逮捕された事案も発生しています。※運転中に飲酒の事実

 令和3年度から令和7年度を計画期間とする「事業用自動車総合安全プラン2025」において「飲酒運転ゼロ」の目標を掲げている中で、このような状況となっていることは誠に遺憾です。

 つきましては、飲酒運転は極めて悪質で危険な犯罪行為であることを認識させ、飲酒運転の防止を再徹底するよう、よろしくお願い申し上げます。

 

重点事項

 1. 運転者に対する指導監督の徹底について

  • 飲酒の影響を理解させるため、アルコール(飲酒量)が運転に及ぼす影響や飲酒習慣が健康に及ぼす影響について、計画的かつ継続的に教育すること。
  • 運転者の健康診断、適正診断結果をもとに個人面談等を行い、特に飲酒習慣のある運転者に対しては、飲酒実態を把握したうえで適切な指導や改善等取り組むとともに、アルコール依存症が疑われる場合は、早期に専門医への相談を促す等適切にサポートすること。
  • 飲酒運転が発覚した場合、自身のみならず運送事業者の管理責任、社会責任が追及され信頼を大きく失墜すること、また、家族や周囲の人の生活への影響が及ぶことがあり得ることを理解させ、改めて「飲酒運転を絶対にしない」意識の定着を図ること。

 2. 点呼の厳正な実施について 

  • 帰庫時の点呼実施にあたっても、アルコール検知器を使用した確認のほか、運転者の状態、呼気等を目視等で確認して乗務中における飲酒の有無の確認を徹底すること。
  • 遠隔地における点呼では、適切な時期に点呼を執行し、アルコール検知器の使用を徹底する等、休息中の飲酒により飲酒運転を招かない管理体制や手法を構築すること。

添付資料

事業用トラックが第1当事者となる事故多発への対応について(注意喚起)

 国土交通省が公表していますメールマガジン「事業用自動車安全通信」によりますと、令和5年1月から6月までの上半期における交通事故の発生状況は、対前年に比べ、8件増の18件に達し、この6か月間で昨年の総数に迫る状況にあります。(添付資料参照)
 特に1件の事故での複数の死者数の発生が9件、1件の事故で10名以上の負傷者を発生させた事故は3件と、大規模かつ重大な事故が相次いで発生し、なかでも、本年5月16日には、宮城県栗原市の東北自動車道下り線において、青森県内に事業所を置く事業者が貸し切りバスに追突し、3名が犠牲となる重大事故が発生しています。
 トラック運送事業者は、社会経済を支えるエッセンシャルワーカーとして国民生活に必要不可欠な産業として広く認知されていますが、交通事故や飲酒事案の発生が相次ぐことは、トラック運送業界の社会的信頼性の失墜のみならず、社会全体からの信頼関係をも根底から崩壊させかねない極めて憂慮すべき非常事態です。
 つきましては、本趣旨を理解し、安全最優先の意識のもと、下記事項について再認識しつつ、事業用トラックが関する同種事故の再発防止に徹底を期するよう、よろしくお願い申し上げます。

 

重点事項

 1. 運行管理の徹底

  • 現下の交通事故の発生状況の関係者への周知徹底、並びに同種事故再発防止の向けた啓発活動の実施
  • 健康起因事故防止のための健康管理の徹底、過労運転とならない無理のない配車計画の策定
  • 法定速度の遵守、適正な車間距離の保持、走行中のスマホの使用禁止などわき見運転防止のさらなる徹底

 2. 確実な点呼(遠隔点呼、自動点呼を含む)の実施

  • 現下の交通事故の発生状況の乗務員への周知徹底、同種事故の未然防止に向けた具体的な指導の徹底
  • 乗務前・後点呼時における運転者に対する健康状態の確実な把握、及び体調などについて報告しやすい職場環境等の整備
  • 点呼時におけるアルコール検知器を使用した飲酒の有無の確実な把握、当該検査結果の確実な記録の徹底

別添資料