交通事故防止対策の徹底について

 1月22日午後6時5分ごろ、おいらせ町上久保の県道十和田三沢線で、本県事業所のトラックが横断歩道を渡っていた歩行者に衝突し、男子中学生(14歳)が死亡するという重大事故が発生しました。

 詳しい事故の状況については調査中ですが、現場は片側1車線、信号機のある三差路で事故当時は路面が凍結していたということです。

 過去5年間(平成28年~令和2年10月末)に発生した、本県事業所のトラックが第一当事者となった交通死亡事故を分析しますと

◎死者20名中、夜間発生の死者は18名(90%)
◎死者20名中。歩行者及び自転車利用者の死者は13名(65%)

であり、夜間の発生率が極めて高く、また対歩行者及び自転車利用者の割合が6割を超えていることが分かります。

 会員の皆様には、このような特徴点を踏まえた運行管理を適切に行い、下記事項につきまして運転者に再度徹底して下さるようお願い申し上げます。

◇ 確実な点呼の実施(健康チェック、アルコールチェックの徹底)

◇ 最新の交通情報、気象情報の活用

◇ 時間にゆとりのある運行計画の徹底

◇ 運転者に対し、冬道の交通事故防止対策の指導徹底

・ヘッドライトの上向き、下向きのこまめな切り替えによる歩行者、自転車利用者等の早期発見
・信号機のない横断歩道における歩行者優先の徹底
・急ハンドル、急ブレーキなどの「急」のつく操作の禁止
・車間距離を十分にとって速度は控えめ
・早めの燃料補給
・地吹雪、凍結、強風等の発生しやすい区間の確認

◇ 運転中のスマートホン、携帯電話等の使用禁止

 

この記事のお問い合わせ先

公益社団法人青森県トラック協会 適正化事業部 電話017-729-2000

2021年1月26日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai