交通事故防止対策の再徹底について

 3月12日深夜、青森市浪打1丁目の国道4号線において、本県事業所のトラックが横断歩行者に衝突し、女性(当時55歳)が死亡するという重大事故が発生しました。

 詳しい事故の状況については調査中ですが、事故現場は片側3車線の信号のある十字路交差点で、事故当時は小雨で路面が濡れていたということです。

 本県事業所のトラックによる死亡事故については、統計上死亡事故として計上されなかったものの、本年1月14日深夜に宮城県富谷市の東北自動車道下り線で、停車中の乗用自動車に追突し、運転していた女性が数日後に死亡するという事故が発生しており、この事故を含めると実質的には死亡事故発生件数は2件で死者は2人ということになります。

 会員の皆様には、このように交通事故情勢はこの先憂慮すべき状況であることを認識していただき、これから交通量が多くなる行楽期を迎えるにあたり、トラック運送業界の社会的信頼の失墜につながる飲酒運転の根絶はもとより、下記事項の周知徹底方によりトラック輸送の安全確保に万全を期されるようお願い申し上げます。

◇ 確実な点呼の実施 (健康チェック、アルコールチェックの徹底)
◇ 最新の交通情報、気象情報の活用
◇ 時間にゆとりのある運行計画の徹底
◇ 運転者に対し、交通事故防止対策の指導徹底
 ・夜間におけるヘッドライトのハイビーム、ロービームのこまめな切り替えによる歩行者、自転車利用者の早期発見
 ・薄暮時間帯における早めのライト点灯や明け方の時間帯におけるライト点灯
 ・信号機のない横断歩道における歩行者優先の徹底
 ・勤務中(休憩、仮眠時を含む)における飲酒の禁止
 ・車間距離を十分にとって速度は控えめ
 ・あおり、幅寄せ行為等の危険運転の禁止

 

2019年3月13日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai