平成29年9月に全日本トラック協会が策定した「トラック運送事業における総合安全プラン2020」においては、2020年までに死者数を200人以下とすること等、新たな目標が設定されております。
この目標達成のため、全日本トラック協会、都道府県トラック協会およびトラック運送事業者が連携し、事業用トラックを第一当事者とする死亡事故件数を車両台数1万台当たり「1.5」件以下とすることを重点削減目標に位置づけ、交通事故防止対策の一層の推進を図る必要があります。
その一環として、事故防止大会及びセミナーを開催し、会員事業者の事故防止意識とスキルの更なる向上を図ります。
- 主催
全日本トラック協会、青森県トラック協会との共催 - 日時
平成30年8月23日(木)13:00~16:30 - 場所
青森県トラック協会研修センター - 内容
■青森県内における事業用トラックの事故発生状況について
公益社団法人青森県トラック協会 適正化事業部
■第1部 セミナー
テーマ 「追突事故防止マニュアル」の活用について
講師 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 専任講師
■第2部 出席者同士の小集団での情報交換(グループ討議)
追突事故は事業用トラックの人身事故において約半数を占め、業界の安全対策における最重要課題の一つです。
そこで、全日本トラック協会が追突事故防止に関してとりまとめた「トラック追突事故防止マニュアル~追突事故撲滅キット~」の内容を丁寧に説明した上で小集団での情報交換を行い、理解を深めます。 - 事故防止安全決議
決議の採択により交通事故防止への決意をあらたにし、意識高揚を図ります。 - その他
◇ セミナー受講者には、受講証を発行いたします。
◇ このセミナーを管理者等が受講した場合、Gマークの2点付与対象となります。
◇ 遅刻、早退、途中退席の場合は受講証を発行いたしません。
◇ 東京海上日動火災保険(株)は、全日本トラック協会「トラック追突事故防止マニュアル~追突事故撲滅キット~」の受託事業者です。
◇ セミナーの最後に、アンケートの記入及び東京海上日動による事故防止サービスのご案内があります。 - 参加申込み
下記より「参加連絡表」をダウンロードし、必要事項をご記入の上、8月16日(木)までに青森県トラック協会宛FAXにてお申込みください。
H29年1~12月 事業用トラック(第1当事者)全国での死亡事故の傾向
車両相互での事故の傾向
■ H29年1~12月の傾向をみると、「追突 駐・停車中」が最も多く29件(20.6%)となっている。
■ 次いで、「左折時衝突」23件(16.3%)、「出会い頭衝突」22件(15.6%)、「右折時衝突」16件(11.3%)と続いている。
道路区分での事故の傾向
■ 道路区分の事故類型(車両相互)別にみると、「一般道路」では「左折時衝突」が最も多く23件(20.9%)となっている。 次いで「出会い頭衝突」22件(20.0%)、「右折時衝突」16件(14.5%)、「正面衝突 その他」13件(11.8%)と続いて いる。
■ 「高速道路」では「追突 駐・停車中」が最も多く20件(64.5%)となっている。次いで「その他」5件(16.1%)、「追突 進行中」4件(12.9%)と続いている。
※ 第二当事者となる「車両」には、道路交通法上の「軽車両」である自転車等を含む。
※ データ出典:全日本トラック協会 平成29年1~12月の 交通事故統計分析結果