東北運輸局管内において令和2年の飲酒運転は、平成20年以降最多の11件発生し、更に、令和3年は既に4件発生しています。
最近の飲酒運転では、多くの場合、営業所を出庫した後に飲酒し事故を起こして発覚しており、ご承知のように、去る6月28日に発生した千葉県八街市の学校児童が死傷する痛ましい事案も飲酒事故でした。
飲酒状況が把握できる事例は氷山の一角と考えられ、飲酒運転が隠れて恒常的に行われていることが懸念されます。
青森県においても、令和2年は2件(路外逸脱と物損事故)、令和3年は1件(ガードレール衝突事故)の飲酒運転が発覚しています。
本県の発生は東北管内でも多い件数であり、このような本県の事態を厳しく受け止め、飲酒運転は極めて悪質で危険な犯罪行為であることを認識させ、飲酒運転の防止を徹底する必要があります。
つきましては、本年6月25日付けで東北運輸局青森運輸支局から通知された下記について周知徹底され、飲酒運転防止の徹底をお願い致します。
1.運転者に対する指導監督の徹底について (1) 飲酒運転の危険性を理解させるため、アルコールが運転に及ぼす影響やアルコール依存症の危険について、計画的かつ継続的に教育を行うこと。 (2) 運転者の健康診断、適性診断結果をもとに個人面談等を行い、特に飲酒習慣のある運転者に対しては、飲酒実態を把握したうえで適切な指導や改善等に取組むこと。 2.点呼の厳正な実施について (1) 帰庫時の点呼の実施にあたっても、アルコール検知器を使用した確認や、運転者の状態を目視等で確認するほか、帰庫車両の運転席等を点検し、酒の空き缶、ビン類の有無を確認して、乗務中における飲酒の有無の確認を強化すること。 (2) 遠隔地における点呼では、適切な時期に点呼を執行し、アルコール検知器の使用を徹底するなど、休憩中の飲酒により飲酒運転を招かない管理体制を構築すること。 |
新久里浜式アルコール依存症スクリーニングテストについて
神奈川県にあります独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターによって作られた日本人向けアルコール依存症のスクリーニングテストです。
アルコール依存度のチェックにご活用ください。
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啓発用資料
- 飲酒運転防止対策マニュアル(PDF)
- 飲酒運転の根絶を目指して~トラックドライバーの飲酒の実態と再発防止策~(PDF)
- 掲示用ポスター「社会的信頼を失墜させる飲酒運転」(PDF)
- 都道府県トラック協会の取り組み(会員専用)
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