交通事故防止対策の再徹底について

 11月2日午前3時40分ころ、秋田県鹿角市八幡平の東北自動車道下り線で、路肩に停車中の大型トラックに県内車籍の小型トラックが追突し、小型トラックを運転していた男性(当時42歳)が死亡するという重大事故が発生しました。

 詳しい事故の状況については調査中ですが、事故現場が片側二車線で、大型トラックは故障のため停車していたということです。

 これまで、前年より一人でも死者数を減少させるために、様々な交通事故防止活動を展開してきたところでありますが、今回の事故により、県内車籍のトラックによる交通死亡事故は、発生件数4件、死者数4名と昨年一年間の統計と同数になりました。

 本年も残すところ2ヵ月余りになりましたが、会員の皆様には、今一度厳しい交通情勢にあること認識していただき、これから本格的な冬を迎えるにあたり、トラック運送業界の社会的信頼の失墜につながる飲酒運転の根絶を含めた下記事項の周知徹底方によりトラック輸送の安全確保に万全を期されるようお願い申し上げます。

◇ 確実な点呼の実施(睡眠状態・健康チェック、アルコールチェックの徹底)
◇ 最新の交通情報、気象情報の活用
◇ 時間にゆとりのある運行計画の徹底
◇ タイヤチェーンの携行
◇ 運転者に対し、冬道の交通事故防止対策の指導徹底
 ・夜間におけるヘッドライトのハイビーム、ロービームのこまめな切り替えによる歩行者、自転車利用者の早期発見
 ・薄暮時間帯における早めのライト点灯や明け方の時間帯におけるライト点灯
 ・信号機のない横断歩道における歩行者優先の徹底
 ・勤務中(休憩、仮眠時を含む)における飲酒の禁止
 ・車間距離を十分にとって速度は控えめ
 ・急ハンドル、急ブレーキなどの「急」のつく操作の禁止
 ・早めの燃料補給
2019年11月8日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai