「トラック運送業界における点検整備推進運動」については、年度を通して実施されているものですが、9月は「全国統一強化月間」、10月は東北運輸局管内における「地方独自強化月間」とされております。
つきましては、下記実施計画に基づき、事業用トラックの保守・管理を徹底していただきますようお願いいたします。
尚、重点実施項目(2)において実施されました自主点検・整備結果につきましては、別紙「結果報告書」にご記入し、11月8日(金)までに青森県トラック協会宛ファックスにてご報告いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
令和元年度「トラック運送業界における点検整備推進運動」実施計画 1.目的 トラック輸送は、今や国民の生活や経済に不可欠な存在である。一方、トラックによる交通事故は重大事故に繋がることが多く、平成29年10月には脱落したスペアタイヤに起因する死亡事故も発生しており、車輪脱落事故や不具合等による事故防止をはじめ、環境面においても排出ガスによる大気汚染や地球温暖化問題への対応が求められている。 2.実施期間 本運動は1年を通じて実施するものとするが、全国統一強化月間及び東北運輸局管内強化月間は次のとおりとする。 3.実施内容 (1)重点実施項目 事業用トラックの定期点検(法定点検)の際には、次の重点点検項目について、確実な点検整備を行うものとする。
(2)強化月間における自主点検・整備の実施 全国統一及び東北運輸局管内強化月間において、次の項目について事業用トラックの自主点検・整備を行う。 ① 黒煙による環境汚染の防止 黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等について点検・整備を実施する。 ② 車輪脱落事故の防止 車輪脱落事故の原因の8割はホイールナットの緩みと推定されていることから、重大事故につながる恐れの高い車輪脱落事故を防止するため、トルクレンチ等を使用してホイールナットが規定のトルクで締め付けられているか、また、ディスクホイールやホイールボルトまたはナットから錆汁が出た痕跡がないか等について点検・整備を実施する。 (3)報告 上記(2)のうち、①のエア・クリーナ・エレメント及び②のホイールナットの適正トルクでの締め付けについて、9月~10月の期間中に自主点検・整備を行った結果を、別紙「結果報告書」に記入し、令和元年11月8日(金)までに青森県トラック協会宛に報告を行うものとする。 |
【参考資料】
- 全ト協作成「日常点検及び雪道対策」YouTube動画
- 全ト協作成「車輪脱落事故防止リーフレット」(PDF)
- 日本自動車工業会「大型トラック・バス 車輪脱落防止のための正し車輪の取扱いについて」(PDF)
- 日本自動車工業会「中・大型トラック・バスのホイールナット締付けトルク」(PDF)
この記事に関するお問い合わせ先
公益社団法人青森県トラック協会 業務部 電話 017-729-2000