12月3日深夜、弘前市内の県道において、本県事業所の中型トラックが歩行者に衝突し、高齢男性が死亡するという重大事故が発生しました。
詳しい事故の状況については調査中ですが、事故現場が片側一車線の見通しの良い直線道路であることから、運転者が歩行者の発見が遅れたことにあるとみられています。
これを受けて、当協会宛に青森県警察本部交通部長から「交通死亡事故抑止に向けた取組について」の周知依頼文書が発出されております。
今回の事故により、本年の本県事業所のトラックによる交通死亡事故は、4件(前年比±0)で死者数は4名(前年比-1)となり、予断を許さない状況にあります。4件の死亡事故は、いずれも深夜又は薄暮という見通しの悪い時間帯に発生していることから、会員の皆様には県内の死亡事故の3件(死者3名)は県内事業所のトラックによるものであること、また最近判明した事実として、9月に十和田市で発生した重傷事故では、第一当事者である本県事業所のトラック運転者が飲酒運転で検挙されていたということを認識していただき、これから厳寒期を迎えるにあたり、トラック運送業界の社会的信頼の失墜につながる飲酒運転の根絶はもとより、下記事項の周知徹底方によりトラック輸送の安全確保に万全を期されるようお願い申し上げます。
◇ 確実な点呼の実施 (健康チェック、アルコールチェックの徹底) ◇ 最新の交通情報、気象情報の活用 ◇ 時間にゆとりのある運行計画の徹底 ◇ タイヤチェーンの携行 ◇ 運転者に対し、冬道の交通事故防止対策の指導徹底 ・夜間におけるヘッドライトのハイビーム、ロービームのこまめな切り替えによる歩行者、自転車利用者の早期発見 ・薄暮時間帯における早めのライト点灯や明け方の時間帯におけるライト点灯 ・信号機のない横断歩道における歩行者優先の徹底 ・勤務中(休憩、仮眠時を含む)における飲酒の禁止 ・車間距離を十分にとって速度は控えめ ・急ハンドル、急ブレーキなどの「急」のつく操作の禁止 ・早めの燃料補給 |
【通達】