大型車の車輪脱落事故防止につきましては、国土交通省において、平成30年度より、事故防止のための緊急対策を策定し積極的に取り組んできたところですが、令和5年度の事故発生件数は142件(前年度比2件増)と、依然として多くの車輪脱落事故が発生している状況です。
また、今季に入ってからも、大型車の車輪脱落事故が東北運輸局管内で発生しています。
〇 大型トラックの車輪脱落事故
令和6年11月29日(金)、秋田県秋田市の国道7号線において、同県に営業所を置く大型トラックが走行中、左後輪の外側タイヤが脱落した。
この事故により、外れたタイヤが別車両に接触したが、けが人はなかった。(事故の詳細・原因について現在調査中。)○ 大型トラックの車輪脱落事故
令和6年12月9日(月)午前10時40分頃、福島県南会津郡下郷町において、同県に営業所を置く大型トラックが走行中、左後後輪のタイヤ2本が脱落した。
この事故により、外れたタイヤのうち1本が民家に衝突した。(事故の詳細・原因について現在調査中。)令和6年度の東北運輸局管内での大型車の車輪脱落事故件数は10件(速報値)となっています。
福島:3件
秋田:2件
宮城:2件
青森・岩手・山形:各1件東北運輸局 自動車技術安全部からの情報
そのため、会員事業者の皆様には引き続き、大型車の車輪脱落事故防止対策として、下記【別添1】令和6年度 大型車の車輪脱落事故防止対策と、【別添2】令和6年度 大型車の車輪脱落事故防止対策『ホイール・ナットの緊急点検』への取り組みををお願いします。
別添2による『ホイール・ナットの緊急点検』実施後、その結果を、令和7年1月10日(金)までに青森県トラック協会あて、下記WEBフォームもしくはFAXでご報告願います。
「令和6年度 大型車の車輪脱落事故防止対策」への取り組みにあたっては、下記資料をご活用ください。
※ 別紙1のタイヤ脱着作業管理表については、タイヤ脱着作業を外注する場合は、この内容に沿っているものであれば、整備工場・タイヤ業者等の独自の様式を活用しても構いません。
また、大型車の車輪脱落事故の9割以上が左後輪で発生しています。会員の皆様には、あらためて下記について取り組んでいただきますようお願いします。
走る前、左後輪点検キャンペーン
1.「走る前、左後輪点検キャンペーン」動画の視聴
2.大型車の運転者に、運行前の日常点検に加え、休憩、食事、荷扱い等での停車の都度、走る前に左後輪のホイール・ナットに脱落や緩みがないか目視等による確認の実施。
3.東北トラック協会が作成した啓発ステッカー貼付等により、「走る前、左後輪点検」の励行。
※ 啓発ステッカーについては昨年度配布しておりますが、今年度も各支部から不足分を配布しております。ご希望の方は、所属支部にお問い合わせください。なお、数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。
ご不明な点は、青森県トラック協会 業務部 または 適正化事業部までお問い合わせください。
電話 017-729-2000