荷役作業時における交通事故防止の徹底について

 県内の交通事故の発生状況は、発生件数、負傷者数は前年と比べ大幅に減少している一方で、死者数は前年同時期と同数で推移しており、予断を許さない状況にある中、去る7月11日昼頃、八戸市内において会社の敷地から後退しながら道路を横断していたフォークリフトが歩行者と衝突し、歩行者が死亡する交通事故が発生しました。

 荷役作業でフォークリフトを利用する機会のあるトラック運送事業者においては、トラックによる交通事故はもちろん、フォークリフトによる交通事故の防止につきましても、下記事項について周知徹底を図り、同種事案の再発防止につきまして万全を期されるようお願い申し上げます。

  1. 死角に潜む危険性と車両を後退させる際の後方安全確認の徹底
  2. 「慣れ」や「油断」による慢心の排除
  3. ちょっとした不注意がもたらす重大事故発生の危険性

■敷地内でのフォークリフトの走行及び荷役作業において、作業者、歩行者及び一般車両等に危険を及ぼす場合は、誘導員を配置し安全を確保しましょう。

■フォークリフトの走行通路は白線等により明確に分離し、敷地境には一時停止ラインを設定し、歩行者等の安全を確保しましょう。

■フォークリフトによる作業を行うときには作業計画を定め、その作業計画により作業を行いましょう。また、定められた作業計画は関係作業者に周知させましょう。

 
2018年7月24日 | カテゴリー : 交通安全 | 投稿者 : n.kasai