飲酒運転防止に向けた車内チェック実施について

 飲酒運転根絶に向け、業界一体となって様々な取り組みを行っているところですが、未だに事業用トラックにおける飲酒運転事案が発生しており、より強力に飲酒運転防止への取り組みが求められています。

 今年6月に発生した千葉県八街市での飲酒運転死傷事故では、トラック車内から、缶ビール、日本酒などの酒類が大量に発見され、常習的に飲酒運転を行っていたとの報道もあることから、日頃よりドライバーの飲酒の習慣や常習性をチェックし、かつ、ドライバーに対しての適切な指導を通じて飲酒運転を未然に防ぐことが重要です。

 つきましては、会員各位におかれましては、時節柄ご多忙とは存じますが、年末年始の輸送等に関する安全総点検実施期間(令和4年1月10日まで)に併せ、下記要領にて酒類の缶やビン(空き缶、空き瓶を含む)がないか、車内チェックを実施していただきます様、お願い申し上げます。

飲酒運転防止に向けた車内チェック 実施要領

  1. 会社代表者や運行管理者等の指導監督権限を持った者が、運行前もしくは運行終了後、点検整備入庫等の機会をとらえ、トラック車内をチェックし、酒類の缶やビン(空き缶、空きビン含む)がないか確認する。(車内ゴミ箱、収納スペース、ベッドまわり等)

  2. 酒類の缶やビン(空き缶、空きビン含む)が車内から見つかった場合には、当該ドライバーに対し、全日本トラック協会発行の「飲酒運転防止対策マニュアル(※1)」等を参考に指導を行う。また、『新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(※2)』を実施、その結果を確認し、アルコール依存症の疑い(4点以上)がある場合には、専門医療機関(病院)、行政機関(保健所、精神保健福祉センター)等(※3)に相談し、カウンセリングや治療を受けさせるなど、適切な措置をとる。

  3. 年末年始の輸送等に関する安全総点検実施期間終了後も、上記1及び2の対策を定期的に実施してください。

※1 「飲酒運転防止対策マニュアル」は下記からダウンロードできます。(ドライバーへの指導要領は6ページ目に記載)

※2 下記リンクからチェックシートがダウンロードできます。

※3 「アルコール依存症治療ナビ.jp」( http://alcoholic-navi.jp/ )にて確認が出来ます。

 

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公益社団法人青森県トラック協会 適正化事業部
電話 017-729-2000