当協会では令和3年11月25日(木)、青森県トラック協会研修センターにて「事故防止安全大会」を開催し、下記の「事故防止安全決議」を採択しました。
会員の皆様には、「トラック事業における総合安全プラン2025」目標達成にむけて、死亡事故、重傷事故の発生抑止はもちろん、飲酒運転ゼロに向け、積極的に取り組んでいただきますよう、あらためてお願いいたします。
私たちトラック運送事業者は、物流の中核として国民生活と産業活動のライフラインを担っている。その役割を果たしていくうえで、交通事故防止及び労働災害の撲滅は、必要不可欠である。 全国の事業用自動車による人身事故発生件数、死者数は、ともに減少傾向にあるものの、飲酒運転等、社会的影響の大きい事案については増加傾向となっており、非常に憂慮すべき状況にある。 平成29年度から開始された「トラック事業における総合安全プラン2020」では、最終年度である令和2年度には「事業用トラック1万台あたりの死亡事故件数」が本県は1.4件と、全国共通目標である1.5件以下を達成できたものの、平成29年度からの4年平均では2.1件となっており、決して楽観視できる状況にはない。 我々青森県トラック協会会員は、本年4月より開始となった「トラック事業における総合安全プラン2025」目標達成のため、死亡事故、重傷事故の発生抑止はもちろん、飲酒運転ゼロに向け、一丸となって取り組まなければならない。 トラック運送業界は厳しい経営環境に置かれているが、いついかなる状況にあっても、人命尊重の理念のもと、交通事故防止及び労働災害の撲滅に向けて積極的に取り組み、従業員が健康で安心して働くことのできる快適な職場環境の実現に向け努力し、企業並びに業界の発展に寄与すべく、以下の活動を強力に実践することを誓う。 一、経営トップが先頭に立った交通事故防止活動の積極的な推進 一、出庫及び帰庫時における対面点呼で、目視及びアルコールチェッカーを用いた確実且つ厳正な点呼の実施等による『飲酒運転根絶』への取組みの徹底 一、日常点検及び増し締め等の確実な実施による『車輪脱落事故防止』の徹底 一、労働時間等の改善基準に則った運行及び過労運転防止の徹底 一、運転者の健康に起因した交通事故防止の徹底 一、「思いやり・ゆずり合い」による安全・安心な交通社会の実現 以上、決議する。 令和3年11月25日 公益社団法人青森県トラック協会 |
事故防止啓発資料等
- トラック事業における総合安全プラン2025(全日本トラック協会)
- プラン2025目標達成セミナー~あらたな事故削減目標への取り組み~(全日本トラック協会)
- 運輸安全マネジメントとは?(国土交通省 自動車総合安全情報)
- 飲酒運転撲滅に向けた取り組み(全日本トラック協会)
- 大型車の車輪脱落事故防止に係る令和3年度緊急対策(国土交通省)
- トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント(厚生労働省)
- トラック事業者のための「健康起因事故防止マニュアル」(全日本トラック協会・会員専用)
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