自動車運送事業者は、運行の安全を確保するため、運転者に対し原則対面により点呼を行うこととされていますが、今般、点呼機器により自動で点呼を行うための要件や機器の認定制度を創設し、令和5年1月より、乗務を終了した運転者に対する点呼を自動で行うことができるようなります。これにより、運行管理の高度化による安全性の向上と、運転者や運行管理者の働き方改革が促進されることが期待されます。
乗務後自動点呼実施要領の概要 ○自動車運送事業者による乗務後自動点呼の実施方法 (1)認定機器の準備 乗務後自動点呼を行おうとする事業者は、本実施要領の規定に基づき認定を受けた機器であって有効期間内のものを用いること等により、実施できる。 (2)運輸支局長等へ事前の届出 乗務後自動点呼要領に基づき、必要な事項を整備したうえで運輸支局長等へ事前届出を行う。 |
(1)の乗務後自動点呼に対応した認定機器については、下記の国土交通省「運行管理高度化検討会」ウェブサイトにおいて公表予定です。
(2)の届け出様式は下記よりダウンロードしてください。
詳しくは、国土交通省報道発表資料をご確認ください。
ご不明な点は、青森県トラック協会適正化事業部(電話 017-729-2000)までお問い合わせください。
厚生労働省では、トラック運転者の長時間労働改善に向けて、労務管理の改善や荷主と運送事業者の協力による作業環境の改善等を図るための相談センターを開設しています。
相談センターでは、荷主企業からの作業環境改善に関する相談や、運送事業者からの労務管理上の改善や作業環境の改善に関する相談に対応しています。
また、利用者の希望に応じて、オンライン相談や現地での訪問支援を無料で実施します。
○ ドライバーの時間外労働の上限規制への対応 ○ 荷待ち時間削減の進め方 ○ 荷主の立場でどのような改善ができるのか ○ そもそもトラックドライバーの運転時間限度とは? |
といったご相談に応じています。
ご相談方法など、くわしくは下記リンク先をご確認ください。
国土交通省では、1 台で通常の大型トラック 2 台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の導入を「生産性革命プロジェクト」に位置づけ、令和元年 8 月に主な通行経路となる区間を東北から九州まで拡充いたしましたが、今般、物流事業者のニーズ等を踏まえ、令和4年11月8日より、主な通行経路となる区間を従来の 2,050 km から 5,140 km へ拡充しましたのでお知らせいたします。
※ 東北自動車道では、北上江釣子IC~十和田IC間が拡充されました。
詳しくは下記リンク先をご確認ください。
週の労働時間が60時間以上の労働者の割合は近年低下傾向にあるものの引き続き高く、依然として恒常的な長時間労働の実態が認められるほか、過労死等に係る労災認定件数も引き続き高水準で推移しています。
また、長時間労働の是正のためには、時間外・休日労働に関する協定(36協定)の締結・届出及び同協定の範囲内での時間外労働等の実施による労働時間管理の適正化が重要ですが、これらの未実施による労働基準法違反も依然として散見されています。
このため、厚生労働省は11月の「過労死等防止啓発月間」を中心に長時間労働の削減等の過重労働解消に向けた取り組みを図る為、「令和4年度過重労働解消キャンペーン」を実施します。
各事業所においては、長時間労働の削減等、過重労働解消に向けて引き続き取組んでいただきます様お願いいたします。
過労死等防止啓発月間に合わせ、シンポジウムを開催します。この機会にぜひご参加ください。
「過労死等防止対策推進シンポジウム」 〇 日 時 2022年11月29日(火) 18:00~20:00(受付17:30~) 〇 会 場 ハートピアローフク 大会議室 青森市本町3丁目3-11 〇 参加申込方法 下記リンク先からお申込みください。 |
~参考資料~
ご不明な点は、青森労働局 監督課(電話017-734-4112)までお問い合わせください。
青森労働局では、時間外労働の上限規制及び改正される改善基準の円滑 な施行に向けて、標記説明会を下記のとおり実施することとしましたので、運行管理者等のご出席にご配慮いただきますようよろしくお願いします。
1.会場・日時 (所要時間 2時間程度)
日 時 | 会 場 |
11月9日 10:00~ | 下北文化会館 大集会室 |
11月16日 14:00~ | 十和田市民文化センター・十和田市生涯学習センター1階 生涯学習ホール |
11月17日 10:00~ | 八戸市公民館1階 ホール |
11月24日 10:00~ | アスパム5階 あすなろ |
11月24日 14:00~ | アスパム5階 あすなろ |
11月30日 14:00~ | 弘前市民会館1階 大会議室 |
12月8日 14:00~ | 五所川原市中央公民館1階 大ホール |
2.申込方法
「労働局・労働基準監督署説明会等受付サイト(青森県内会場)」から申込みください。
3.説明内容
(1) 労働基準法等の改正内容及び労働時間に関する法制度等
(2) 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について
(3) その他
4.注意事項
説明会で使用する資料は、「労働局・労働基準監督署説明会等受付サイト」 に掲載しますので、各自で印刷し、持参してください。
~お問合せ先~
青森労働局労働基準部監督課(新田、白川) 電話 017-734-4112
近年、長時間労働を是正するための法整備が進められてきましたが、更なる過重労働防止対策の推進が求められています。
このような社会的課題を背景に、過重労働防止に向けた企業の取組を促進することを目的に、長時間労働抑制のために必要な知識やノウハウを習得するためのセミナーが開催されますのでご案内いたします。
どなたでも無料でご参加いただけますので、お気軽にお申込みください!
※ 本セミナーは厚生労働省からの委託により公益社団法人 全国労働基準関係団体連合会が実施します。
日時
9月29日~12月16日まで 計44回開催
・午前の部 9:30~12:00
・午後の部 14:00~16:30
・夜間の部 17:30~20:00
内容
・法令、ガイドライン等のポイント解説
・過重労働に関連する裁判例
・過重労働解消のための取組のポイント
・過重労働解消に関する企業の取組事例 など
申込方法
ご都合の良い日時に受講できます。専用WEBサイトにアクセスし、希望する日のセミナーをクリックしお申込み下さい。
留意事項
ZOOMによるオンライン受講となります。セミナー資料は上記専用WEBからダウンロードしてください。
お問合せ先
過重労働解消のためのセミナー事務局(公益社団法人 全国労働基準関係団体連合会)
Tel.03-5283-1030(平日10時~17時)
9月27日、厚生労働省「第9回労働政策審議会労働条件分科会自動車運転者労働時間等専門委員会」が開催され、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について(報告)」が了承され、改善基準告示の見直し内容がとりまとめられましたのでお知らせいたします。
なお、告示の詳細を規定する通達は、告示が改正される本年12月までの間に発出される予定です。
国土交通省では、自動車運送事業(トラック・バス・タクシー事業)の運転者不足に対応するための総合的な取組みの一環として、令和2年度に「働きやすい職場認証制度」を創設いたしました。
本制度は、職場環境改善に向けた各事業者の取組みを「見える化」することで、求職者のイメージ刷新を図り、厚生労働省とも連携して運転者への就職を促進することを目的に実施するものです。
令和4年8月2日時点において、3,278社(バス:218社、タクシー:740社、トラック:2,320社)が認証されているところです。
この度、働きやすい職場認証制度においては、「一つ星」認証を取得した事業者のより高い水準への移行を促すため、新たに「二つ星」を導入することとしました。
下記のとおり、「一つ星」を既に取得している事業者を対象に、「二つ星」申請及び「一つ星」継続申請の受付を開始いたしますのでお知らせいたします。
1.制度概要 (1)考え方 基本となる法令遵守等に加えて、各社の前向きな自発的取組み、改善取組みを積極的に評価する観点から制度の運用設計を行っています。 (2)認証対象 バス(乗合、貸切)、タクシー、トラック事業者 ※原則、法人単位 (3)認証審査手続き 国土交通省の指定を受けた認証実施団体である一般財団法人日本海事協会が申請受付、審査、認証等の手続きを実施します。 (4)認証の審査要件 中小事業者による申請を容易にし、取組みの円滑な浸透・普及を図る観点から、 ① 法令遵守等 ② 労働時間・休日 ③ 心身の健康 ④ 安心・安定 ⑤ 多様な人材の確保・育成 ⑥ 自主性・先進性等 ※ の6分野について基本的な取組要件を満たすことで、取得可能としました。 併せて、自主的、先進的な取組みを参考点として点数化することとしております。 ※⑥は二つ星のみ。一つ星では参考点として点数化。 (5)料金 審査料:55,000 円(税込)/1申請あたり ※ インターネットによる電子申請の場合、33,000 円(税込)に割引 電子申請による一つ星の継続申請の場合、16,500円(税込)に割引 登録料: 66,000 円(税込)/1申請あたり (6)認証結果等の活用(これまでの実績) 厚生労働省と連携し、ハローワークにおける求人票への認証マークの表示や、認証事業者と求職者のマッチング支援を実施しております。また、求人工一ジェント等の認定推進機関の協力を得て、「求人サイトに認証事業者の特集ページの掲載」、「設備改修工事の料金割引」等も実施しております。 2.今後の予定 【二つ星新規・一つ星継続認証】 (1)申請受付期間 令和4年12月16日~令和5年2月15日 (2)認証事業者の公表 令和5年6月以降順次 (参考)一つ星新規認証のスケジュールは次のとおり。 (1)申請受付期間:令和4年9月16日~11月15日 (2)認証事業者の公表:令和5年3月以降順次 |
詳しくは、下記リンク先をご確認ください。
お問合せ先
一般財団法人 日本海事協会 交通物流部 電話 03-5226-2412
国土交通省自動車局 総務課企画室 電話 03-5253-8111(内線41162)
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国土交通省総合政策局物流政策課において、ウィズコロナ時代に対応した 非接触・非対面型の物流システム(幹線輸送モデル、消費者向け配送モデル)を構築し サプライチェーンの強靱化を図るため、デジタル技術などを活用した新たな輸配送方法等の 調査・実証事業を実施し、今般2冊の手引きとして取りまとめられました。
① 幹線輸送に係る手引きでは、貨客混載や中継輸送の優良事例等を紹介し、利用・普及に向けたポイントを 整理しています。
② 消費者向け配送に係る手引きでは、再配達の削減に向けて、集合住宅におけるオートロック解錠デバイスの活用など、多様な受取方法や関係者の連携等により再配達を減らす取組を紹介し、普及に向けたポイントを整理しています。
貨客混載や中継輸送、消費者向け配送において非接触・非対面の輸配送を検討されている物流事業者におかれましては、本手引書をご参考として頂きます様、ご案内申し上げます。
また、関連するセミナー動画が下記リンク先ににご覧いただけますので、あわせてご活用ください。
厚生労働省では、トラック運転者の長時間労働改善に向けて、労務管理の改善や、荷主と運送事業者の協力による作業環境の改善等を図るための相談センターを開設しました。
相談センターでは、荷主企業からの作業環境改善に関する相談や、運送事業者からの労務管理上の改善や作業環境の改善に関する相談に対応します。また、利用者の希望に応じて、オンライン相談や現地での訪問支援を無料で実施しておりますのでご活用ください。
相談センターの概要
[名称] トラック運転者の長時間労働改善特別相談センター
[設置期間] 令和4年8月1日(月)~令和5年3月31日(金)
[開所日時] 月~金曜日の9時~17時(祝日・年末年始、12時~13時を除く)
[相談料金] 無料
[相談方法等] 電話または下記のウェブサイトから問い合わせを受け付けます。※対面の相談場所は設置しておりません。
■電話
東日本 0120-763-420
西日本 0120-625-109
■ウェブサイト
トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト
https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/consultation
下記リーフレットもあわせてご確認ください。