運転者が体調不良等を生じた場合における適切な運行管理の徹底について|国土交通省

 今月4日、高速乗合バス運転者が運行中に体調不良が生じているにもかかわらず、運行管理者に報告することなくそのまま運行を継続し、前方車両に追突し乗客等9名が負傷する事故が発生しました。

 輸送の安全確保は自動車運送事業者の最大の使命であり、これまでも運送事業者の方々には健康起因事故を防止するための様々な取組みを実施していただいているところですが、こうした中で、多数の旅客の命を預かる高速乗合バスにおいて運転者の体調不良に起因する事故が発生したことは大変遺憾です。

 ついては、輸送の安全を確保し、同種の事故の再発防止に努めていただくため、各事業者(所)において改めて下記について徹底していただくようお願いいたします。

  1. 運転者は、運行中に体調不良等を生じた場合には、周囲の安全に配慮しつつ直ちに車両を安全な場所に停車し、運行管理者に報告し、指示を受けること。

  2. 運行管理者は、運転者の日常の健康状態の確認を行うことはもとより、運転者から体調不良等の報告があった場合には、速やかに状況把握を行い、運転者に対し適切な指示を行うとともに、交替運転者を手配する等運行管理を適切に行うこと。

  3. 自動車運送事業者は、定期健康診断の実施はもとより、国土交通省の「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」※等も活用して運転者の健康状態の把握に努めるとともに、日頃からコミュニケーションを図ることにより、運転者が、自身の健康状態等について、運行中も含め気軽に相談・申告できる職場環境づくりに努めること。

事業用トラック(軽を除く)が第1当事者となる死亡事故件数(令和4年11月末)|全日本トラック協会

 令和4年11月末現在の全国での事業用トラック(軽を除く)が第1当事者となる死亡事故は、合計151件で、昨年同期と比較して34件の減少となりました。

<令和4年11月単月>
大 型:13件(昨年同月比 +5)
中 型:6件(昨年同月比 +2)
準中型:2件(昨年同月比 -2)
普 通:0件(昨年同月比 -1)
合 計:21件(昨年同月比 +4)

<令和4年11月累計>
大 型:91件(昨年同月比 -10)
中 型:31件(昨年同月比 -18)
準中型:24件(昨年同月比 -4)
普 通:5件(昨年同月比 -2)
合 計:151件(昨年同月比 -34)

「トラック事業における総合安全プラン2025」では、次の目標を掲げています。

令和7年目標値

・死者数+重傷者数=970人以下

・飲酒運転 ゼロ

みちのく有料道路でスタック多発!タイヤチェーンの携行と早め装着のお願い|青森県道路公社

 令和4年12月15日から16日にかけての大雪で、七戸町と青森市を結ぶみちのく有料道路においてチェーン未装着トラックによるスタックが多発しており、渋滞の原因になることはもちろん、道路の安全な通行に支障をきたしているところです。

 みちのく有料道路はそのほとんどが標高100~250メートルの山間部となっており、平地よりも積雪が多くなっています。

 また、最大勾配は4.0%~5.0%で、路面状況によってはスリップしてしまうと再発進は非常に困難です。

 特に注意が必要な個所は、青森方面行き(下り線)1.8~2.1kp付近(記念碑前非常駐車帯~東天間トンネル・最大勾配5.0%)で、12月15日が4台、16日が1台スタックして動けなくなり、渋滞の原因となりました。

 青森県道路公社では、こまめなパトロールや除雪体制強化により安全確保に取り組んでいるところですが、降積雪が予想されている場合は早めのタイヤチェーン装着を実施していただき、安全運転でご通行いただきますよう、お願い申し上げます。

 なお、みちのく有料道路の気象・路面の状況は、青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)でご確認いただけます。

青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)電話 017-726-6201

特に注意いただきたい地点

下り線(青森方面行)

① 1.8~2.1kp付近(記念碑前非常駐車帯~東天間トンネル)
  最大勾配5%

② 8.5~9.2kp付近(七戸側~みちのくトンネルに入る手前)
  最大勾配4%

上り線(七戸方面行)

③ 13.5~14.0kp付近(青森側~みちのくトンネルに入る手前)
  最大勾配4%

④ 16.0~16.5kp付近(滝沢トンネル青森側)
  最大勾配4.8%

チェーン等着装可能地点

(1) 下り線 1.8kp非常駐車帯(記念碑前)
(2) 上り線 18.2kp非常駐車帯(駐車帯が狭いため、チェーン装着後は早めの移動をお願いします)

※ 下記の道路勾配地図もあわせてご確認ください

 

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雪道走行の心得と対策ポイント

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降雪予測による大型車向け所要時間検索システム(社会実験)について|国土交通省東北地方整備局

国土交通省東北地方整備局では、東北自動車において冬季の降雪や視界不良等による交通障害が発生している中、パソコン、スマートフォン向けに24時間先までの降雪状況等を考慮した所要時間情報を提供し、冬季の安定した移動を支援する社会実験を行います

社会実験の概要

○ 実験期間:令和4年12月16日(金)~令和5年2月28日(火)まで

○ 実験区間:東北自動車道 全線(川口JCT~青森IC)

○ 対象:トラック事業者

社会実験への参加方法

下記「大型車向け所要時間検索システム」バーナーをクリックしアクセスください。

(システムメンテナンス中の場合があります。ご了承ください。)

※ アンケートなどが表示されている場合は回答にご協力ください。

 

~参考資料~

冬の「津軽自動車道」「上北自動車道」道路情報をメールで通知します~メール配信サービス開始~|青森河川国道事務所

 国土交通省青森河川国道事務所では、道路利用者の安全・安心な冬道走行をサポートするため、冬の『津軽自動車道』『上北自動車道』をお知らせするメール配信を実施します。

 登録・利用料は無料です。(通信料は利用者ご負担となります。)

配信内容

気温・風速・路面状況(※朝、夕1日2回配信)
吹雪視界情報、通行止め情報、AI による視程解析

配信予定

令和4年12月19日(月)~令和5年3月中旬

冬の『津軽自動車道』と『上北自動車道』

◆冬期間、地吹雪の発生により視界不良が生じ、津軽自動車道では過去には重大事故が発生しております。
◆吹雪による視界不良が著しい場合には、通行止めを実施します。

通行止め基準

視程距離100m 未満の状態が頻発する場合(道路パトロールで確認した上で、通行止めいたします。)

本配信サービスの活用方法

◆視界不良の時間帯を避けた通行
 現在と6時間先までの吹雪視界情報を確認できます。通勤時・お買い物時等、様々な用途で活用いただけます。

◆津軽自動車道通行止め時の行動をサポート
 通行止め情報(開始、解除)をリアルタイムで配信いたします。お出かけ前、移動中の行動をサポートします。

登録方法

下記にアクセスし、ご登録ください。

青森河川国道事務所 記者発表

お問合せ先

青森河川国道事務所 道路管理第二課 電話017-734-4574(直通)

自転車利用時のヘルメット着用努力義務化について|青森県警察本部

 令和4年4月27日、道路交通法の一部を改正する法律が公布され、「全ての自転車利用者に対する乗車用ヘルメット着用の努力義務」の内容が盛り込まれました。公布から1年以内の令和5年4月26日までに施行されますのでお知らせいたします。

 大切な命を守るため、自転車を利用する際は必ず乗車用ヘルメットを着用しましょう。

自転車安全利用五則

1.車道が原則、左側を通行  歩道は例外、歩行者を優先

2.交差点では信号と一時停止を守って、安全確認

3.夜間はライトを点灯

4.飲酒運転は禁止

5.ヘルメットを着用

 

降積雪期における輸送の安全確保の徹底について|国土交通省

 これから本格的な降積雪期を迎える中、各事業者(所)においては、次の事項について留意し、輸送の安全確保等、事故の防止に努めるようお願いします。

 なお、冬用タイヤ未装着等により事業用自動車が立ち往生した場合、運送事業者に対する監査を行い、輸送の安全を確保するための措置が不十分を判断されれば、行政処分対象となります。

 また、新型コロナウイルス感染症対策が重要となっている現下の状況に鑑み、「トラック輸送における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を遵守して事業活動に取り組むよう、あらためてお願いいたします。

降積雪期における輸送の安全確保の徹底について

(1)気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。

  1. 災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認すること。

  2. 気象予報や路面の状況、降雪状況等を勘案しつつ、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着を徹底すること。

  3. 冬用タイヤの溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度を超えていないことを日常点検時に確認すること。

  4. 点呼時等において、運行経路の道路情報や、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。

  5. 積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。

  6. 気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行の中止等の指示を行うとともに、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供すること。

  7. 乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。

(2) 大型車の車両脱輪事故を防止するため、スタッドレスタイヤへの交換時等に、ホイール・ボルトの誤組防止、締付トルクの管理、交換作業後の増し締め等を確実に行うこと。

 

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 全日本トラック協会では、下記リンク先にて「雪道対策について」のコーナーを設け、雪道対策や道路情報のリンクを掲載しておりますので、これらの情報もご活用ください。

令和4年 冬の交通安全県民運動について|青森県県民生活文化課

 青森県では、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けることにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的とし、「令和4年 冬の交通安全県民運動」を実施します。

期間

令和4年12月11日(日)~12月20日(火)の10日間

運動重点

1.子供を始めとする歩行者の安全の確保

・歩行中の子供と高齢者の安全の確保
・横断歩道手前での減速義務や横断歩道における歩行者優先義務の徹底

2.高齢運転者の交通事故防止

・高齢運転者に対する加齢等に伴う身体機能の変化が運転に及ぼす影響等の交通安全教育

3.飲酒運転等の悪質・危険な運転の根絶

・「飲酒運転等を絶対にしない、させない」という規範意識の確立
・乗務前後及び中間点呼時におけるアルコール検知器の使用徹底
・妨害運転(あおり運転等)の防止

4.冬道の安全運転の推進

・冬道の特性、スタッドレスタイヤの特性に応じた安全運転
・積雪・凍結時における要注意箇所の把握
・運行経路の道路幅員、道路規制情報、気象情報に基づいた乗務員への適切な指示

 

 冬は積雪・凍結などにより路面状況が悪く、また、日没も16時台となり、運転には特に注意が必要です。
 歩行者は、明るい色の服装や反射材を着用しましょう。
 また、飲酒運転は絶対にやめましょう。

事業用トラック(軽を除く)が第1当事者となる死亡事故件数(令和4年10月末)|全日本トラック協会

 令和4年10月末現在の全国での事業用トラック(軽を除く)が第1当事者となる死亡事故は、合計130件で、昨年同期と比較して38件の減少となりました。

<令和4年10月単月>
大 型:11件(昨年同月比 -2)
中 型:0件(昨年同月比 -5)
準中型:1件(昨年同月比 -4)
普 通:0件(昨年同月比 -1)
合 計:12件(昨年同月比 -12)

<令和4年10月累計>
大 型:78件(昨年同月比 -15)
中 型:25件(昨年同月比 -20)
準中型:22件(昨年同月比 -2)
普 通:5件(昨年同月比 -1)
合 計:130件(昨年同月比 -38)

「トラック事業における総合安全プラン2025」では、次の目標を掲げています。

令和7年目標値

・死者数+重傷者数=970人以下

・飲酒運転 ゼロ

みちのく有料道路の冬期間通行について~早めのチェーン装着を!~|青森県道路公社

 これから本格的な降雪シーズンを迎えますが、近年、雪の降り方が変わってきており、異常降雪による幹線道路での立ち往生が各地で問題となっています。 

 七戸町~青森市間のみちのく有料道路は、山間部の道路であるため、平地より一層強固な除雪体制を組んでいるところですが、路面状況によっては毎年、登り坂で立ち往生する車が多発しています。

 特に、下記地点は勾配が4%~5%となっており、注意が必要です。気象・路面状況により、早めのタイヤチェーン装着を実施していただき、安全運転でご通行いただきますよう、お願い申し上げます。

 なお、みちのく有料道路の気象・路面の状況は、青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)でご確認いただけます。

青森県道路公社 みちのく管理事務所(監視室)電話 017-726-6201

特に注意いただきたい地点

下り線(青森方面行)

① 1.8~2.1kp付近(記念碑前非常駐車帯~東天間トンネル)
  最大勾配5%

② 8.5~9.2kp付近(七戸側~みちのくトンネルに入る手前)
  最大勾配4%

上り線(七戸方面行)

③ 13.5~14.0kp付近(青森側~みちのくトンネルに入る手前)
  最大勾配4%

④ 16.0~16.5kp付近(滝沢トンネル青森側)
  最大勾配4.8%

チェーン等着装可能地点

(1) 下り線 1.8kp非常駐車帯(記念碑前)
(2) 上り線 18.2kp非常駐車帯(駐車帯が狭いため、チェーン装着後は早めの移動をお願いします)

※ 下記の道路勾配地図もあわせてご確認ください

 

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雪道走行の心得と対策ポイント