令和6年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します|青森労働局

 令和5年の青森労働局管内における熱中症に係る労働災害発生状況は、医療機関を受診した方は184人で、令和4年の43人に比べ4倍以上となっており、業種別では建設業が全体の約4割を占めているほか、製造業、道路貨物運送業、警備業、畜産業、商業など業種にかかわらず発生しています。

 また、発生場所も工事現場や事業場敷地内などの屋外に限らず、工場内や倉庫内などの屋内でも発生し、8月に発生した事案が全体の3分の2、7月を加えると全体の9割を占めている状況です。さらに、若年者から高齢者まで幅広い年齢層で発生し、その中には、休憩中や帰宅後に症状が出現、増悪した事案も見受けられます。

 これらの状況を踏まえ、青森労働局において、令和6年度は準備を含め6月から9月までを取組期間、8月を重点月間として、令和6年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施します。

熱中症リスクがあるすべての事業場では、特に次の事項に重点を置き、職場における熱中症予防対策の徹底を図りましょう。

① 暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた熱中症予防対策を適切に実施すること

② 作業を管理する者及び労働者に対してあらかじめ労働衛生教育を行うこと

③ 糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病を有する者に対して医師等の意見を踏まえた配慮を行うこと

 

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