国土交通省 事業用自動車事故調査委員会では、下記の事業用自動車事故報告書をとりまとめ、公表いたしました。
特別重要調査対象事故
① 大型トラックの迫突事故(愛知県岡崎市)
概要版(PDF)/ 詳細版(PDF)
重要調査対象事故
② 中型乗合バスの衝突事故(世田谷区)
概要版(PDF)/ 詳細版(PDF)
③ タクシーの衝突事故(長崎県平戸市)
概要版(PDF)/ 詳細版(PDF)
今回公表された3件の事案については、
①の事案では、運転者が事故前日から体調不良を感じていたにもかかわらず運行を継続したこと
②の事案では、運転者がSASのスクリーニング検査で経過観察と判定されていたにもかかわらず、事業者はその後のフォローを行わずに運転させていたこと
③の事案では、運転者が以前より日中眠気を感じていたが、運行管理者が運転者の健康管理等を十分行っておらず、事故後に当該運転者は重度のSASであることが判明したこと
等の特徴が挙げられているところです。
今後、同種の事故を未然に防止するため、報告書において提言のあった再発防止策について、積極的に取り組むようお願いするとともに、国土交通省が策定した「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」、「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」及び「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル」等を活用し、輸送の安全に万全を期すよう併せてお願いいたします。
関連資料
- 自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル
トラック事業者向け概要編(PDF・20ページ)/ トラック事業者向け本編(PDF・146ページ) - 事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル(PDF・61ページ)
- 自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル
概要版(PDF)/ 本編(PDF・18ページ)