降積雪期における輸送の安全確保の徹底について(再周知)|国土交通省

 本格的な降積雪期を迎えるにあたり、先日、別添のとおり「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について(令和2年12月4日付け国自安第144号)」により、輸送の安全確保等の徹底について、依頼をさせていただいたところですが、今般、関越自動車道などにおいて多数の車両が立ち往生する事態が発生いたしました。

 特に積雪・凍結等の気象状況を踏まえ、タイヤチェーンを携行し早期に装着するなど、降積雪期における輸送の安全確保に万全を期すよう改めてお願いします。

(1)気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと。

① 災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認すること。

② 積雪・凍結等の気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。

③ 点呼時等において、運行経路の道路情報、道路規制情報、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。

④ 積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること。

⑤ 気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供すること。

⑥ 乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。

(2)スタッドレスタイヤへ交換する等タイヤ交換時に、ホイール・ボルトの誤組防止、締付トルクの管理、交換作業後の増し締め等を確実に行うこと。